労働とみなされないように、無賃で働く
NHKでは、24時間重度訪問介護のサービスを利用している女性を取材していた。女性は、週に3日、障害者の支援を行う自立生活センターで、イベントの資料作成や障害がある方への生活相談を、賃金をもらわずに行なっているとのこと。というのも、「労働」とみなされてしまうと、重度訪問介護のサービスを受けられないからである。
ヘルパーを雇うと1日約1万2000円かかる
1日8時間、公費でサービスを利用した場合は利用者の負担は1割。基本的に1500円ほどで済むが、「労働」をし、サービスを利用した場合はすべて自己負担。1日1万2000円ほどかかるという。現在女性がボランティアで働いている週3日出勤した場合、月14万円以上も自腹で負担することになる。女性は、ボランティアのやりがいを語った上で「生活のためにはお金も必要」と切実に話す。また、「働いた分、税金を収めることができる」と制度の見直しを求めていた。









