MAG2 NEWS MENU

オリンピックのチケットも忖度?首相枠「お答え困難」閣議決定

政府は17日、東京オリンピックの観戦チケットに「首相枠」等があるかとの質問主意書に対して、「首相枠、官邸枠および議員枠の意味するところが明らかではない」とし、「お答えは困難」とする答弁書を閣議決定したと毎日新聞などが報じた。

これについて日本のネット上では、「やっぱりねとかしか言えない」「海外VIPのためならあってもいいと思う」「あるのは当然」「なんでもかんでも困難と言えばいいと思って…」とさまざまな声があがっている。

立憲民主党の田島麻衣子参院議員は、オリンピック観戦チケットについて「販売枚数および販売プロセスが必ずしも明らかではない」と指摘し、「多額の税金で開催する以上、販売プロセスや全体像を国民に示す責任がある」と質問。用意される予定のチケット総数や、各競技団体・旅行会社など公式スポンサーなどに割り当てられたチケットの数、「首相枠」や「首相官邸枠」、「議員枠」が用意されるのかなどを詳細に尋ねた。

しかし、チケットの販売総数などは未定だと大会組織委員会から聞いているとし、詳細な回答を控えた。また、割り当てられたチケットの枚数についても「関係企業・競技団体・旅行会社の具体的な範囲が明らかではない」との理由から「答えることは困難」とした。

「オリンピックを見る会」は「桜」同様、詳細が不透明なまま。国民の政府への不信感は高まるばかりである。

オリンピックチケットの値段は?

2020年に開催される東京オリンピックは全33競技339種目。販売される予定の観戦チケットは780万枚にも及ぶ。そのうちの半数以下は8000円以下と比較的手が出しやすい価格設定になっている。しかし当然ながら、高額な観戦チケットもある。

最も高額なチケットは30万円

最高額は、「閉会式」で30万円。そして、22万円の「閉会式」、13万円の「100メートル決勝がある日の陸上」と続く。人気競技の「競泳」と「5人制バスケットボール」は10万8000円。日本もメダルが期待される「体操」は7万2000円、「野球」と「サッカー」は6万7500円という設定価格だ。また、メダルの大量獲得が見込まれている「柔道」の観戦には5万4000円かかる。

Twitterの声

これについて日本のネットからは、さまざまな意見が飛んでいる。










※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

image by:Kathy Matsunami / Shutterstock.com

source:毎日新聞

print

シェアランキング

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MAG2 NEWSの最新情報をお届け