日韓でおもてなしに差?日中韓サミットで日本を重視する中国
日中韓首脳会議で今、最も注目されているのが、1年3か月ぶりに行われる日本と韓国の首脳会談。韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は悪化している日韓関係の改善に向けて、きっかけをつかみたい考えです。一方、日本は従来の主張を変えることはなく、その中でどこまで踏み込んだ話し合いが行われるのかに注目が集まります。
また、中国との首脳会談では、人的交流の拡大や経済的な連携を確認することで、関係改善の流れを加速させ、来年春に予定される習主席の国賓としての日本訪問に向けた環境整備につなげたいねらいです。
中国は日本と韓国で対応に「差」を付けて、そのおもてなしの姿勢から中国の思惑が見えてきます。習近平国家主席は文在寅大統領と23日に昼食を取りますが、安倍総理とは夕食会を開催してもてなす考えです。さらに24日は日中韓サミットが終われば文大統領はその日のうちに帰国しますが、安倍総理はもう1日滞在して、わざわざ李克強首相が同行して世界遺産を案内するといいます。こうした対応の違いから、中国は来年4月の習主席の来日を是が非でも成功させたいとの思惑が見えてきます。
様々な思惑が渦巻く日中韓首脳会議。ネットユーザーたちはどう見ているのでしょうか?
今日から安倍訪中。まず北京で習近平主席との会談。習は来年の来日に対するハードルを上げてきている。総理はもう逃げきれないだろう。
翌日は成都で日中韓トップ会談。中国の日韓取り込み。習近平もまた安倍と文に喧嘩ばかりしてもらっては困る。東アジア経済ブロック構想実現にマイナスだからだ。— ニューズレター・チャイナ (@NLChina2009) December 22, 2019
安倍晋三がこの会談を上手いこと纏めたら流石に評価せざるを得ないね。
実質、米中の仲介役でもある訳だから。
まあ、会談が決まった時点で日中韓とも融和路線なのは察しが付くけど。— さくら (@KyokoDoppel) December 22, 2019
日中韓の会合で先行きがどうなるか。
韓国との首脳会談で貿易摩擦が落ち着くのか。
おそらく徴用工問題の解決は先送りになるだろう。— 吉本 尚希 (@Dw4IqMMPS3dr6cS) December 22, 2019
案の定ぶら下がってるリプは嫌韓反中のばかり。日中韓友好こそが国益。その為にも外交問題の解決、経済圏の発展に関わるタフな交渉を茂木大臣に期待しています。 https://t.co/vc7P5rst28
— しろがね (@shiroganeSEKOU) December 23, 2019
どこに出しても恥ずかしい総理が日中韓首脳会議に行くんだってさ。
— iwako 肉球新党 (@29shinto) December 23, 2019
明日から日中韓首脳会談!
中国は、安倍晋三と文在寅のもてなしに大きく差をつけた。ここまで露骨にしたのは初めて…
●安倍晋三 12月24日習近平との夕食会、25日 李克強との世界遺産めぐり、夕食会、26日帰国
●文在寅 12月24日習近平との昼食会のみ25日帰国— Kenji Tsuru (@0iZMB88ikrvxs0N) December 23, 2019
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