江田憲司衆議院議員(無所属)は、毎日新聞政治プレミアに「カジノは政治家の利権に化ける」と寄稿したと毎日新聞が報じた。横浜市が誘致を表明している、カジノを含む都合型リゾート施設(IR)について断固反対の姿勢を示したものだ。
横浜市が誘致を表明した #IR 。カジノ誘致には断固反対という江田憲司衆院議員が、阻止に向け3段階のプロセスを考えているといいます。https://t.co/hTzoy02cII
— 毎日新聞 (@mainichi) December 20, 2019
政治家の懐に入る「カジノ利権」
江田衆院議員は、世論調査で一貫して反対意見が多数を占めているにも関わらず複合型リゾート施設の建設を強行する政府について触れ、「バックには利権がある。カジノ、国際会議場、ホテル、多大な投資があることは確か」と述べた。そして、一時的な経済効果はあるとし、「結局は政治献金になって政治家の利権に化ける」と訴えた。
カジノ誘致への懸念点
また、江田氏はカジノ誘致への懸念点として「深刻な依存症」と「治安や風紀の乱れ」をあげている。江田氏によると、ギャンブル依存症の患者は日本に約320万人おり、先進国では最も多いとされているとのこと。依存症対策で多額のコストがかかるため、プラスの経済効果だけでなく、マイナスも含めた費用効果を分析すべきだと指摘した。
ページ: 1 2