無力感に囚われない。「習近平の国賓訪日」反対は家からも出来る

 

自分の人生を希望に満ちたものに

「俺は世界を変える!」といえば、ほとんど実感がわきません。「俺は、日本を変える!」そういって、真剣に活動している知人はたくさんいます。ですが、ほとんどの人にとって日本を変える!というのは実感圏ではないでしょう。

ですが、「自分の人生をよりよいものにしよう!」というのは、実感圏ですね。「もっと健康になろう!」「もっと家族と仲よくしよう!」「もっと会社に貢献しよう!」「もっと収入を増やそう!」、これは、実感の世界です。そして、私たち自身が、より健康で、より幸せで、より豊かになると、日本国も少し健康で、幸せで、豊かになります。

一つ例をあげます。私の知人のお蕎麦屋さんは、新世紀に入って「廃業しようか…」と悩んでいました。若い世代は、ほとんど都会に出てしまい、地元の客が激減していた。正直いうと、その地域のお店は、どこも同じような状況でした。ところがそのお蕎麦屋さんは、決意して「ネット集客」を勉強することにしました。それで、観光客がたくさん来るようになり、復活することに成功した。

大事なのは、このお蕎麦屋さんが復活したことで、取引先も皆元気になったこと。そう、あなたの会社が儲かると、取引企業もみんな儲かるようになる。これが、「自分が幸せになると、周りも幸せになる」の意味です。

自分が幸せになるのに、誰の許可も必要ありません。そして、あなたの幸せは、波及していきます。

日本の生き筋 家族大切主義が日本を救う』を出版した後、「私たちには何ができますか?」というメールをたくさんいただきました。それで、「日本復活のために、私たちはどう生きればいいか」をテーマにした本の準備を進めています。完成した暁には、是非ご一読ください。

「無力感」は、広大な世界とか、全日本とか、大きなものを見すぎるところから起こってきます。もちろん、世界の大局を理解することは必須。ですが、まず自分ができる小さなことから変えていきましょう。「これが日本を変える、小さな一歩になる!」と信じて。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 北野幸伯 【発行周期】 不定期

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