子どもの前で親が絶対に見せてはいけない「間違った謙遜」の弊害

 

子どもの気持ちになって考える

お子さんの1歳のお祝いで、両家交えてお食事会を開いたその時でさえ「うちの娘は×××…」と言われた新米ママさん。せっかくの楽しい時間が台無しになってしまいますし、残念な気持ちでいっぱいになります。でもそれは、お父さんがまだ「自分の身内を下げること=謙遜」とお考えで、そこに悪意がないことがやはり問題だと思うのです。

新米ママさんも親になり、ついつい口にでてしまった「うちの子も××…」の言葉。でもそこで気づけて良かったと思うのです。上記のお返事に新米ママさんは、このようなメールをくださいました。

新米ママです。お返事が大変遅くなってしまい申し訳ありません。また、こんなにも丁寧にお返事を頂けるとは思わず…とても嬉しかったです。本当にありがとうございます。

 

なかなか人には、まして身内には言えない悩みでした。でもやっぱり納得いかなくて、そんなことを感じているうちに自分の子供に対しても愚弄するような言い方を周りにした時、自分もしてしまった、と、はたと気づきました。褒められたら感謝すればいい。相手からへりくだられても自分に対してへりくだればいい。子供への愚弄はしない。そうですよね、パピーさんが教えてくださったように対応できたらいいんですよね。

 

また、自分の辛かったことに対して「とてもわかりますよ」とパピーさんが認めてくださり、とても嬉しかったです。“そして子供に向かって「これから上手になるから大丈夫ね」と笑顔で話してあげる”なんと100点満点なお返事の仕方!と思わず口にしてしまいました。私もそんなさらりと対応ができてしまうお母さんになりたいです。

 

親の言葉は子供に蓄積されていく。子供への愚弄は謙遜ではない。確かにそうですよね。心に刺さりました。(子供は)まだまだ言葉は喋れないですが、今から気をつけて行こうと思いました。

 

自分の両親を許せるかどうか。はまだすぐに出来るかどうかは自信がありませんが(どうしても、言われる度に今でもついカチンとしてしまうので)自分は嫌だったと伝えられるようになる日まで、まずは自分から改めていこうと思います。

今回、ご紹介した「謙遜」については以前に「私たちは謙遜だと考えて子供をけなしてしまうことがありますが、それって子供を傷付けますよ」とお話した事があったのですが、まさにそんな環境で育てられた新米ママさんの気持ちが赤裸々に綴られた内容でした。

特にご相談文にありましたように、子供時代の気持ちは、それを経験された方だからわかることで、私たちが謙遜を間違って使ってしまったら、子供はそんな風に不安になったり、不信感を持ったりする、という意味では非常に参考になるお話だったと思います。

私たちは、どうしても育てられた時の親のように振舞ってしまいがちですが、お子さんがまだ小さい今、そこに気づかれたこと。これはとてもよかったと思います。子供に対して裏表のない言動をされること。これはとても大切です。いつでも子供は聞いていますから、発する言葉に気を付けて日々を過ごしてくださいね♪

メルマガ紹介へのご許可、ありがとうございました。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 石神明生 【発行周期】 毎週日曜

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