その偏見が時間を奪う。現役弁護士が提案、細切れ時間の活用術

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多忙なビジネスパーソンにとって大切なのが、時間のやり繰り。とくに「働き方改革」で密度の濃い働きが求められる昨今、時間の重要性がより増しています。今回の無料メルマガ『弁護士谷原誠の【仕事の流儀】』では現役弁護士の谷原誠さんが、「効率的に働くには文書仕事への偏見を取り去ることが不可欠」と力説するとともに、スキマ時間の活用を推奨しています。

偏見を取り去って細切れ時間を活用

こんにちは。弁護士の谷原誠です。

今は、如何に効率的に仕事を進めていくかが重要な時代となっています。その一つに、細切れの時間をどう使うか、という問題があります。

私は今は色々な業務を他人に頼んで、コアな業務に集中できるようになったので、それほど時間貧乏を感じません。しかし、若い頃は、やることが多すぎて、どうやって時間を作り出そうか、と苦労していました。

私が当時やっていたことの一例を示すと以下のようなものがあります。そして、今のテクノロジーを前提にすると、どんなに楽だろう、と思います。

  • 繰り返し勉強したい法律書をICレコーダーに吹き込み、歩きながら聞く
    →今なら、kindle読み上げ等で可能ですね
  • 歩きながら依頼者への報告書等をICレコーダーに吹き込み、後で事務局員に書面化してもらう
    →今なら、スマホの音声認識機能で話しながら文書化が可能ですね
  • 電車内で座れない時でも立ったまま手書きで文書作成し、後でワープロ打ち
    →今なら、スマホのフリック入力で文書化可能ですね

文書仕事に対し、私たちは、どうしても机に向かって行うもの、という偏見があったります。子供の頃の教育が影響しているかもしれません。ご飯は座って食べるもの、という偏見も同じですね。しかし、立ち食いそばに慣れている人は立ったまま食べることに抵抗はありません。ローマ時代の絵などを見ると、みんな寝そべって食べているようなものもあります。

勉強や文書仕事も同じだと思います。きちんと姿勢を正してやりたければそれでもいいですが、時間がないなら、立っていても、歩いていても、風呂に入っていても、トイレでもやればいいと思います。

私たちは、偏見により、行動をかなり制限されている部分があります。仕事を効率化する上で、偏見を取り去ることは、とても重要な視点だと思います。

今日は、ここまで。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 谷原誠 【発行周期】 不定期

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