15歳から25歳の「Z世代」という若者たちを自社の顧客にする方法

 

スポーツショップの環境問題

「そんなこと言ったって、パーレイコレクションはうちの店には入ってこない」と言われるかもしれません。それはその通りです。しかし、環境に配慮するのは商品だけではありません。例えば、メーカーさんの直営店ではショッピングバッグをプラスチック製から紙製のものに取り換えているところがあると聞きました。これは、あなたのお店でも出来ることです。そのとき、店頭に「環境に配慮してプラスチックバッグをやめました」と貼りだします。そうすれば、環境問題に関心のあるお店であることがお客様に伝わるでしょう。特にZ世代には響くかもしれません。

もっと簡単なことをいえば、お店で無駄なゴミを出さないように工夫するのも一つです。それが、直接的にも間接的にも二酸化炭素の発生を抑えることにつながります。つまり、パーレイは扱えないかもしれませんが、今でもお店で環境に配慮した対策は打てるのです。工夫次第で、環境問題に対応していることをお客様に伝えられます。

また、詳しくは知りませんが「フェアトレード」のスポーツ用品もあるようです。「フェアトレード」は、その商品を販売することによって、世界の貧困をなくす活動です。これも、環境に配慮したことになるのではないでしょうか。

いずれにしても、今後環境に配慮したスポーツ用品が多く出てくると予想されます。そして、環境をテーマにしたスポーツ業界からの情報発信も増えて来ることでしょう。問題は、そのことに敏感であるかどうかです。その意識がなければ、情報として引っかかってはきません。そのためにも、環境対策として今できることに取り組んでいきましょう。Z世代がお客様なのですから。うちの店には関係ないことだと思ってはいけませんよ。

■今日のツボ■

  • Z世代は、スポーツショップの重要なお客様である
  • Z世代の特徴は、環境問題への意識が高いことである
  • スポーツショップも環境問題に配慮した対策を打てる

image by: 2p2play / Shutterstock.com

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ワン・トゥー・ワンコンサルティング代表。スポーツ用品業界での経験と知識を生かし、業界に特化したコンサルティング活動を続ける。
スポーツ用品業界在籍33年の経営コンサルタントが、スポーツショップの業績向上法について熱く語ります。スポーツショップのために書かれた、日本初のメルマガです。ここには、あなたのお店がかかえている問題を解決するヒントがいっぱいです。

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【著者】 梅本泰則 【発行周期】 週刊

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