コロナ特措法巡り立憲内で論争勃発。枝野代表に山尾氏「ずさん」

2020.03.11
by MAG2NEWS編集部 NK
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新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正をめぐり、改正案に賛成する方向の立憲民主党執行部と「私権制限」を懸念する所属議員との間で見解がわかれ、SNS上で論争になっていると、毎日新聞産経新聞などが報じた。


ツイートで論争

山尾志桜里衆院議員は、特措法に関する枝野幸男代表のツイートに対して「賛成から逆算しているせいなのか、かなり杜撰(ずさん)なので問題点を指摘します」と投稿。「もちろん今日12時からの会議でも発言しますが、時間がないし国会議員の腰がひけまくっているので、皆さんにまずシェアします」と続けた。山尾氏がずさんだと厳しく言及した枝野氏のツイートは以下である。

枝野代表のツイート





山尾氏のツイート

山尾氏は、緊急事態宣言に踏み切る際の「国会の事前承認」を改正案に盛り込むよう訴え、修正されないようであれば反対すべきだと主張した。党内からも、何か「歯止め」となるような策が必要だという声も多くあがっている。





枝野氏「緊急事態という言葉に振り回されないで」

山尾氏のツイート投稿後、枝野氏も再度ツイート。平時に比べて緊急事態の際の私権の制約が大きくなっていることを認めた上で、「一般の国民の皆さんに関係しうるのは、みだりに外出しないという要請にとどまります」とし、デモや集会そのものを規制できる規定や報道や放送、表現に関しての規制などの改正は提案されていないと説明。「緊急事態」という言葉に振り回されないよう呼びかけた。

しかしなぜ、枝野氏と山尾氏はSNS上で議論を行なったのか。本来なら党内で直接議論し、意見をまとめるべきことではないのだろうか。ここにきて、最大野党の立憲民主党の中で不協和音が鳴り響いている。

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

source:毎日新聞産経新聞

image by: 立憲民主党HPMukimuki52 / CC BY-SA

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