コロナ内定取り消し相次ぐ。ネットには悲痛の声も「また就活…」

2020.03.19
by MAG2NEWS編集部 NK
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新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、今春就職予定の学生の内定の取り消しが複数の企業で行われていることが厚生労働省の発表でわかったと、共同通信テレ朝newsNHKなどが報じた。厚労省によると、17日までに12社で20人が採用の内定を取り消されたという。

入社まで半月を切るなか「内定取り消し」の非情

62の大学に通う4700人余りの学生を対象に就職内定率を調査したところ、2月1日時点で92.3%。前年比で0.4ポイント高く、平成8年以降で過去最高となった。一方で、新型コロナウイルスの感染拡大による業績不振の影響から、上記の通り12社で20人の採用が内定が取り消された。20人のうち5社12人が高校生、7社8人が大学生や専門学校生だったという。また、うち4社10人が宿泊業や飲食業となっている。厚労省は「就職まですでに半月を切っており、学生にとって大きな影響がある」として、企業に対して内定を取り消さないよう指導しているという。

内定取り消しの学生を救う企業も続々と

日本のネット上にも、「コロナのせいで内定取り消された」「ニュースで見てて他人事だと思ってたけど当事者になりました」「3月からまた就活…」「コロナで内定取り消しです」など、就職への影響を訴える声があがっている。その悲痛な声の多さから、厚労省が発表した「20人」という規模では済まない可能性もある。

学生の内定取り消しが相次ぐなか、こうした学生向けに採用試験を行うと発表した企業も続出している。たとえば、急遽新卒の追加募集をすることを決めたという、企業のコンテンツマーケティングやメディアビジネス等を支援する「サムライト株式会社」。同社は、会社説明会や面接、交流イベントなどをオンラインでも対応する。代表CEOの池戸氏は「学校に行けない、卒業式もできない、旅行もできない、オフィスにも行けない、働きたくても働けない…」と、当たり前のことが当たり前ではなくなった現状について触れ、「自社の労働環境も例外なくリモートワークに変わった」ことを明かした。さらに「内定取り消しになっても、就活は何度でもチャレンジできます。まだ間に合います!」と熱いメッセージを寄せている。

この「コロナ内定取り消し」問題について、ネット上では取り消しを決めた企業や政府などに対して厳しい声が多数上がっている。

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source:共同通信テレ朝newsNHKPR TIMES

image by:Shutterstock

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