日本の自粛解禁ムードに「意味わからん」世界との差にダルも危惧

2020.03.25
by MAG2NEWS編集部 NK
 

まだ他人事。危機意識の低い日本人に危惧

ボタフォゴのMF本田圭佑選手(33)は、自身のSNSで新型コロナウイルスについての投稿を続けている。各国が外出禁止などの措置をとっているなか、日本だけが普通に生活していることについて触れ「不安な状態」と述べた。

また、アメリカ在住でMLBのシカゴ・カブス所属のダルビッシュ有投手(33)は、政府の「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」でクラスター対策の分析等を担当する北海道大学大学院医学研究院教授の西浦博氏による「保健医療従事者向けのメッセージ」を紹介。「なんでこの状況で解禁ムードになるのかほんまに意味わからん。」と日本人の自粛解禁ムードに疑問を呈した。

上記の記事内では、新型コロナウイルスの感染拡大を止めるためには「屋内の接触を断つこと」がメインになるとし、フィットネスジム、ライブハウス、大人数での接待飲食など、政府が発表した3つの条件を満たす場所での2次感染例が挙がっているとしている。

西浦氏は日本国内に「自粛解禁ムード」が広がっていることについて触れ、アメリカや欧州各国で見られるような「爆発的な感染者数増加」が懸念されると見解を述べ、「ひとたび大規模流行が発生すると流行が制御不能になる」と危惧した。市民ひとりひとりがそこまでの危機意識をもっておらず、行動を考えられていないとし、医療従事者に知識の伝道者となってほしいと協力を仰いだ。そして、大規模イベントの自粛を実施中に新規感染者の発生を抑えることができたことを明かし、「この感染症は行動変容を伴う努力をもってすれば制御できる」と自粛を強く呼びかけている。

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

source:共同通信CNN時事通信NHKm3.com

image by:Thiti Sukapan / Shutterstock.com

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