やれること
3つめは「利用していただく理由」です。今回のメールでは料金サービスにも触れられてはいます。しかし、強調してあるのは、今後このジムがどんなプランを持っているかということです。だからまたジムに通ってくださいと言っています。
つまり、今回のメールで訴えていることは「お客様がこのジムを利用していただく理由」で、それが書きつづってあるのです。例えば、メールには「楽しい」「清潔」「愛する」「新しい」という言葉が出てきます。これらが、お客様がこのジムに通う理由だと経営者は考えているのでしょう。そこに付加価値を感じて欲しいと訴えています。
では、あなたのお店はいかがでしょう。お客様が「お店に来る理由」や「買う理由」を挙げられますか。もう一度、この機会にお客様が「お店に来る理由」や「買う理由」を考えてはみませんか。「近いから」「馴染みだから」「親切だから」「良い商品があるから」「きれいだから」「知識が豊富だから」「高い技術があるから」「相談しやすいから」など、いろいろな理由が出てくることでしょう。お客様にたずねれば、まだまだ理由はあるはずです。それらの理由が明確になることで、お客様に訴えることもはっきりとします。そうした「理由」をスタッフの皆さんで考えてみましょう。きっとお店の付加価値が共有できますよ。
そして、このジムからのメールの最後に、WEBサイトとフェイスブックページのことが書いてありました。この機会に、あなたのお店もWEBサイトとフェイスブックページを見直して修正、更新しましょう。幸いにも、そんな作業ができる時間が与えられました。このコロナ禍の中でも、やれることはあります。どうか前に進んで行ってください。
■今日のツボ■
- コロナ禍は、仕事の内容を考え直すいい機会である
- 顧客リストの整理やお客様へのメール配信もその一つである
- たっぷりと出来た時間で、WEBサイトも更新すると良い
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