NYのジムから届いたメールに学ぶコロナ休業中に経営者がすべき事

 

やれること

3つめは「利用していただく理由」です。今回のメールでは料金サービスにも触れられてはいます。しかし、強調してあるのは、今後このジムがどんなプランを持っているかということです。だからまたジムに通ってくださいと言っています。

つまり、今回のメールで訴えていることは「お客様がこのジムを利用していただく理由」で、それが書きつづってあるのです。例えば、メールには「楽しい」「清潔」「愛する」「新しい」という言葉が出てきます。これらが、お客様がこのジムに通う理由だと経営者は考えているのでしょう。そこに付加価値を感じて欲しいと訴えています。

では、あなたのお店はいかがでしょう。お客様が「お店に来る理由」や「買う理由」を挙げられますか。もう一度、この機会にお客様が「お店に来る理由」や「買う理由」を考えてはみませんか。「近いから」「馴染みだから」「親切だから」「良い商品があるから」「きれいだから」「知識が豊富だから」「高い技術があるから」「相談しやすいから」など、いろいろな理由が出てくることでしょう。お客様にたずねれば、まだまだ理由はあるはずです。それらの理由が明確になることで、お客様に訴えることもはっきりとします。そうした「理由」をスタッフの皆さんで考えてみましょう。きっとお店の付加価値が共有できますよ。

そして、このジムからのメールの最後に、WEBサイトとフェイスブックページのことが書いてありました。この機会に、あなたのお店もWEBサイトとフェイスブックページを見直して修正、更新しましょう。幸いにも、そんな作業ができる時間が与えられました。このコロナ禍の中でも、やれることはあります。どうか前に進んで行ってください。

■今日のツボ■

  • コロナ禍は、仕事の内容を考え直すいい機会である
  • 顧客リストの整理やお客様へのメール配信もその一つである
  • たっぷりと出来た時間で、WEBサイトも更新すると良い

image by: Shutterstock.com

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ワン・トゥー・ワンコンサルティング代表。スポーツ用品業界での経験と知識を生かし、業界に特化したコンサルティング活動を続ける。
スポーツ用品業界在籍33年の経営コンサルタントが、スポーツショップの業績向上法について熱く語ります。スポーツショップのために書かれた、日本初のメルマガです。ここには、あなたのお店がかかえている問題を解決するヒントがいっぱいです。

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【著者】 梅本泰則 【発行周期】 週刊

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