日本人観光客は皆無。誰も知らない台北「永春市場」がお勧めの訳

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世界一「親日」の島として知られ、新型コロナウイルスの封じ込めにも成功したことで世界中から注目が集まっている台湾。そんな台湾に2015年まで住んでいた日本人「小 籠包(しょう・ろんぽう)」さんが発行する無料メルマガ『〜台湾大好き!メルマガ〜 レレレの台湾』では今回、台北市内にある「知られざる観光スポット」を紹介しています。台湾へ自由に渡航することが可能になったら、ぜひ行ってみたいスポットですよ。

観光客には教えたくない、台湾の隠れスポット「永春市場」

今回ご紹介する「永春市場」は、台北市内を東西に横切るブルーラインのMRT(新交通システム)板南線「永春」駅5番出口から徒歩0秒にある、肉・野菜・果物などの生鮮からお惣菜、雑貨まで何でもある路上の市場です。

観光客はほぼ皆無なので、現地の台湾人しか利用していませんが、台湾庶民の生活の一端を垣間見ることができます。まず観光ガイドには載ってないし、有名な店や観光スポットが近いわけでもないのですが、ここが超面白い市場なのです。

店自体は昼間からやっているところもチラホラありますが、メインはやっぱり午後6時過ぎの夕方から。しかも、ずっと混雑の大盛況! 夜の様子は360度回転できるコチラの↓Googleストリートビューをご覧ください。

南国台湾の市場だけあって、フルーツを売るお店だらけで、しかも安い。

基本は一斤(イージン、600g)いくらの量り売りですが、店によってはバラ売りや、半斤(バンジン、300g)でも売ってくれます。少し割高ですけど。

もちろんお肉屋さんもあって、豚肉や鶏肉がさばかれたままの状態で売っている様子(顔とか足がそのまま置かれてる)はちょっとだけグロテスクだけど、それだけ新鮮という証拠。

ここでは、手作り餃子を売る店、揚げもの量り売りの店、食べ歩きにぴったりな胡椒餅屋など、ありとあらゆる食べ物が売られていて目移りしてしまいます。

中にはキノコだけを売る店や、プチトマトだけ並べて売ってる店、干した生姜だけを売ってる店など、超ニッチなところも。台湾在住時は、↓このオーガニック野菜を売る店「廣興農産」によく通っていました。少し割高でしたが、安全だし美味しい野菜が多かったので台湾での自炊生活ではずいぶん助けられました。

この永春市場には、屋根付きの公設市場「臺北市公有永春市場」もあります↓(7〜18時まで、月休)。台北市公式紹介ページはこちら

台湾といえば夜市のイメージが強いのですが、たまには庶民の台所とも言うべき、こうした市場ストリートにも足を運んでみてはいかがでしょうか? インスタグラムに投稿された「永春市場」はこちら

永春市場
MRT板南線「永春」駅下車。5番出口を出てすぐ左側の虎林街に沿って500mほど続く市場。
Google マップ

image by: 玄史生 / CC BY-SA

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【著者】 小 籠包(しょう・ろんぽう) 【発行周期】 8日、18日、28日など、8のつく日

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