NHKは9日、「先月、静岡県沼津市の路上で女子大学生が刃物で刺され殺害された事件で、逮捕された同じ大学の20歳の男が、『LINEをブロックされたから殺した』などと供述していることがわかった」と報じました。検察からの請求で後日、精神鑑定が行われるといいます。
「LINEブロックされたから」が殺人の動機
先月27日に起きた、沼津市の路上で山田未来さん(19)が同じ大学に通う三島市の大学生、堀藍容疑者(20)に刃物で刺されて死亡した事件。発生当初からさまざまなメディアで報道されていた殺人事件ですが、その動機がまさか「LINEをブロックされたから」だったとは…。
この報道を受け、SNS上は10日朝から騒然。「怖い」「LINEブロックされただけで人を殺すな」「LINEをブロックするなんて日常の行為だろ」などの声が上がっています。
え、好きな人にLINEブロックされてその人のこと殺したってニュースTwitterで見たけどがち?こわ
— 🌼おりっすん🐿⍤⃞ (@OrisuDonop_q) July 9, 2020
LINEブロックで絶対殺すマンになっちゃったっての怖くない????
— ぬぬ* (@nunu_non_s2) July 9, 2020
LINEブロックするたびに殺されてたらもう数百回は死んでる
— プチプリンさんの相互フォロー垢 (@sub_puchi) July 9, 2020
今年に入ってから3人の女性にLINEブロックされた俺からしたらLINEブロックなんて痛くもかゆくもない。
— damien (@kissandkillme13) July 9, 2020
LINEをブロックしたという動機で起きた殺人事件。これだけを聞けば、「LINEをブロックすることは危険な行為なのか」「SNSは危ない」などの論調に話は飛躍しがちです。実際にそのような傾向を危惧する声もネット上からは聞こえてきます。
え、「LINEブロックされたから人殺した人がいるんですよー」って話に「やっぱSNSってやばいよね」ってなっちゃうなんちゃって評論家先生らのがヤバくない?
正常な人間はブロックされても人は殺さないし殺せない。
ナチュラルに人を殺しちゃう人がやばいだけなんだよな。— もに氏(ぼやき) (@moni_wasapi_2nd) July 9, 2020
静岡の殺人事件についてLINEブロックやSNSの危険性を説いてる人がいるけど、危険なのは加害者の一方的で粘着質な気質であってSNSこわいはちがうよ
— みど (@mochi63q) July 9, 2020
LINEをブロックする行為自体は、LINEを使用している人なら、誰でも一度くらいはやったことがあるでしょう。しかし、そのほとんどは不快な広告だったり、怪しい勧誘だったりを拒否するためではないでしょうか。友人関係にある人や何かしらの繋がりがある人に対しては、なかなかブロックはしづらいですよね。
にもかかわらず、仕方なくLINEをブロックするということは、何かしらのトラブルや迷惑行為がある場合がほとんどです。調べてみると、実際に「LINEブロック」をめぐるトラブルは他にもたくさんありました。