長く続いた梅雨もそろそろ終わりが見えてきました。梅雨が明けた途端、日本は一気に熱い夏を迎えます。私たち人間にとっても35度を越えるような猛暑は辛いですが、それは動物たち、ペットだって同じ。熱中症に気をつけなければなりません。そこで今回は、メルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』の著者で獣医師の佐藤先生が屋内での熱中症対策をご紹介。ちょっとした工夫で大切なペットを守ることができますよ。
危険!家の中での熱中症に要注意
「熱中症」と言うと皆さん、外だけの問題だと思っていませんか? 実は「家」で起こることが多いんです。特にお留守番の時などに、急激に外の温度が上がった場合などは、冷房の温度調整が必要になります。自動だからいいのではなく、自動でも機械がやる事ですから100%信頼してはいけません。そこで「家」での熱中症の予防方法を今回はお伝えしたいと思います。
予防方法
1、冷やす為には
お部屋の冷房だけではなく、冷感のタオルやシートが売られています。ペット用のものがなくても、子ども用のものが、ニトリなどでも売られていますのでそのようなものでも代用できます。あとは100円ショップで売られています「氷嚢」。これに氷とお水を入れて、巾着に入れてあげて下さい。それをベッドに置いておくだけでも温度が格段に違います。
2、身体のどこを冷やせばいいにか?
帰宅したら、水で濡らしてよく絞ったタオルを(できるだけ薄いもの)を身体全体や足の付け根に当てて、冷やしてあげて下さい。
●まとめ
犬や猫は身体の温度調整ができません。この真夏の時期は身体を冷やすことが一番です。犬や猫は毛皮を真夏でも着ているのと同じといえます。飼い主さんが気を使ってあげて欲しいです。
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