もし安倍総理が「二度目の電撃辞任」をしたら株式市場はどう反応する?

 

あるのか?安倍首相の電撃辞任

そう言われてみれば9日の長崎平和祈念式典でも広島での原稿と殆どおなじものを棒読みし、その後の記者会見での質問は2問ぽっきり、しかも公開された動画にあらかじめ用意されていた質問とカンペが、まったくもって覇気のないぼんやりした表情とともに映し出されていたことが、スクリーンショットでもろばれ状態となり、事前に用意された原稿を棒読みしていたことが、全国民へ完全に露見する始末で、健康上の問題なのか、総身に知恵がまわりかねるといった雰囲気が強く醸成されるようになっています。

さらに首相はもう満身創痍の状態で、ごく近い将来に電撃辞任して、意中の後継者に政権を譲るのではないかといった穿った見方まで飛び出す始末です。

安倍辞任で相場はどうなるのか気になるところ

すでにアベノミクスは完全に終了していますし、新型コロナでもこの政権は何一つ有効な対策を構築していませんから、安倍首相が辞任しようが行方不明になろうがまったく現実的影響はないものと思われますが、それでも突然辞任することになると株と為替はどういう動きになるのか非常に気になるところです。

そこで一つのベンチマークとなるのが、いまからほぼ13年前にあたる2007年9月の電撃辞任のときに、株価と為替はどう動いたのかということになるわけです。

当時は第一次安倍政権発足からたった1年あまりで退場ということになり、発足時も美しい国造り内閣などという意味不明なスローガンを持ち出していましたので、辞任というヘッドラインが走っても株も為替相場も一体どう反応していいか判らないというかなり微妙な展開になりました。

当時辞任報道が流れた直後は株買い、債券買い、ドル円買いで反応した相場は、その直後に株価が反転下落する展開となりましたが、為替は引き続き気迷いの相場が続くこととなりました。

当時の安倍政権は支持率も低く、首相の交代が政治的な不透明感の払しょく期待もあったのでしょうが、短期間で何人も首相が交代することを嫌気する海外勢の売りも出た模様でした。

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