このように秋長官の3人の子どもすべてが特恵問題に汚染されていることに対して20-30世代が憤りを抑えきれずにいる。秋長官夫妻が息子のために国防部に直接嘆願した情況が、昨年のチョ・グク前法務長官の子どもの入試不正疑惑を想起させる。チョ・グク元長官は2012年、ツイッターで、「重要なのは竜になって雲の上を飛翔しなくても、小川でフナ・カエル・ザリガニとして生きるのも幸せな世の中を作ることだ。空の雲を見ながら血をみる競争などせずとも、きれいで暖かい小川を作ることに力を注ごう!」とツイートしていた。
この意味は、チョグクの子どもは「竜」となって雲の上を飛翔しているが、庶民のお前たちは、そんな「竜」を夢見ることなく「フナ、カエル、ザリガニ」として生きるのもわるいことじゃないんじゃないか。そういう下層の存在も世の中には必要な存在だ。その分に応じて生きればいい(庶民をばかにしたマインド)。
検察改革を唱えた両法務長官が、韓国社会で最も敏感な領域である兵役と教育問題で不公正を日常的に行っていたという点が相次いで明らかになり、若者たちの鬱憤がめらめらと燃え上がっている現在だ。チョ・グクはソウル大学の法学部の教授であり、秋美愛は判事だった人間だ。世間では「ご立派」なこういう人間が、実は裏では権力を背景に悪の数々を行っていたわけで、人間のくずとしか言いようがない。子どもを愛する気持ちはわかるが、権力をかさに着て思うがままにやり放題というのは、いかがなものか。
政治畑での話題は秋美愛の子息問題一色だが、コロナ問題も日々深刻だ。きょうは153人の増加と出てい、毎日100人を超す増加が続いている。9月30日からはじまる秋夕(チュソク=日本のお盆に大体相当する)連休では例年だったら故郷に帰る帰省客が車400万台にも500万台にも達するほどだが、今年は政府が「帰省自粛」を毎日叫んでいる。コロナ禍を克服するために、今年のチュソクだけは帰省せずに家でゆっくり休んでほしいと。人々は故郷には行かないのも多いみたいだが、済州島には行くみたいで、すでに済州島の飛行機のチケットやホテルの予約は満タンのようだ。これで防疫ができるのか。
秋夕明けの10月5日、6日あたりのコロナ感染発表が気になるところだ。ガバと増えているか、数十人台に落ちているのか。落ちていれば、秋のコロナ禍は韓国ではある程度収束してゆくだろうけれど。どうだろうか…。
image by: 秋美愛 - Home | Facebook