誰しも友人や家族から悩み相談されることがあると思います。相談事の中身によると思いますが。どう返したらいいのかこちらが悩んでしまうことも、しばしばありますよね。そんな時に使える「アドバイスの必殺技」を伝授してくださるのが日本マイブレス協会代表理事の倉橋竜哉さん。倉橋さんは無料メルマガ『毎朝1分! 天才のヒント』で今回、悩める方々に自身が多く話してきたアドバイスについて語っています。
アドバイスの必殺技
最近、睡眠をトラッキングしている倉橋竜哉です^^;
「とにかく寝なさい」と言うのが口癖なのは、友人の心理カウンセラーでして、仕事として行っているカウンセリングでは、きっと相手に合わせたアドバイスをしているのだと思いますが、友人たちとご飯を食べに行ったりして、仲間内で誰かが悩み相談をすると、必ず言われるのが「とにかく寝ろ、寝た回数だけ悩みは薄れるから」というセリフであります。
…まあ、確かに真理の一つですな。西日本では「日にち薬」なんて言ったりしますが、あれも要は睡眠の回数を重ねなさいということですよね。
特効薬というか、必殺技というか、あらゆる相談事に対して、ほぼ万能の切り札を持っている人っていますよね。「健康上のほとんど問題は、白湯を飲めば改善する!」と言い切る友人もいますし、「人間関係に問題があるなら、そいつと飲みいけ!」という先輩もいますし、「筋トレをすれば小さな悩みなんて無くなるぜ!」という後輩もいます。
雑誌に掲載されているお悩み相談コラムなどでも、必殺の回答を持っている人がいますよね。有名なところでは、北方謙三さんの「試みの地平線」のあの回答とか…。
悩みは人によって事情も背景も違いますし、そんな十把一絡げにまとめて大丈夫なの?という気もしますが、その人に自信を持って「〇〇すれば大丈夫!」と言い切られると、本当にそれでうまくいきそうな気がして、ココロが軽くなるから不思議なものであります。
呼吸法を生業としている私にとっては、まさに「呼吸」がその定番技のひとつなのですが、呼吸以外でいうと「メモを残す」というアドバイスをすることが多いです。「とにかく今の状況、感情をメモに書いて残しておきなさい」と、いうわけです。
自分の状況や感情を書き出すことで、客観的にそれを眺めることができるので落ち着いて、今やるべきことに向き合いやすくなりますので。
さらに効果があるのが「悩みをクリアした後」のことでして、人の記憶は便利なことに、嫌なこと、辛いことがあっても、ピークを過ぎるとそれを忘れがちです。嫌なことは忘れてしまってもいいのですが、そのせいで同じ過ちを繰り返すこともあります。
また、メモが残っていると、同じ悩みをたどっている後輩たちにアドバイスがしやすくなります。そのメモのおかげで、自分がその分野の権威になることもあるでしょう。
つまり悩みをクリアした後の「未来の自分」のためにメモを書き残すのです。先が見えなくて苦しい思いをしている時に、「未来の自分のために、今何かをしている感」というのは、多いに心の支えとなることでしょう。
…というわけで「メモを残しなさい」というアドバイスをすることが多いですし、これをお読みのみなさんの中には、倉橋から直接そう言われた方も少なくないと思います^^。
さてさて、これをお読みのあなたは、アドバイスを必殺技を受けたことはありますか?あるいは自分ならではの必殺技をお持ちですか?
★まず私からあなたにこの言葉をお届けします
「アドバイスの必殺技はありますか?」
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