政治家・森田健作の功績と汚点「熱血漢」のイメージはなぜ消えたか?

 

*2019年9月。台風15号による被害への対応で、県の対応の遅れが批判される。「県は10日に災害対策本部を設置。森田健作知事が被災現場を視察したのは14日だった。森田知事は「やみくもにやるのではなく、土台をしっかりしてから来た」と釈明」。

2019年10月4日付
「台風15号の初動対応をめぐり、県議会の主要会派から批判が集中する森田健作知事。3日の県議会本会議でも、知事与党の自民党を含む主要会派の県議が強く非難。森田知事は答弁を避ける場面が目立った」

*その後、台風19号、21号にも襲われ被害を出した千葉県。15号上陸翌日に森田知事が自宅に帰っていたことが発覚し、半ばスキャンダルに。

2019年11月8日付
「台風15号が上陸した翌日に、森田健作知事が県庁から約30キロ離れた同県芝山町の「自宅」に帰っていたことが明らかになった。私的な視察のために立ち寄ったというが、公用車の日誌にその記載はなく、視察先の詳細も公開されていない」。甚大な被害を受けた県南部ではなく県東部を視察したことについて森田知事は「時間の制約があった」と説明。「自宅が心配だったのでは」との記者の質問には「時間をうまく使えるところということで自宅の前だった」とし、あくまで視察のために「自宅」に立ち寄ったと強調」。最後には「私の政治のスタイル」と言い切った。

*最後は謝ることに…。

2019年11月28日付
「千葉県内に甚大な被害をもたらした台風15号の上陸翌日に県庁を離れ、自宅に戻って近くの富里市周辺を「私的視察」したことをめぐり、森田健作知事は27日開会の12月定例県議会で「ご批判を重く受け止め、深く反省している」と述べた。事案が明らかになってから、県議会で反省の言葉を明確に述べたのは初めて」。

*12月末、陸自オスプレイの木更津駐屯地への受け入れを決める。

2020年2月8日付
新型コロナで肺炎が発生した中国・武漢からの帰国者を一時受け入れたホテル三日月を訪れ、従業員を激励し、社長と抱き合う。

*その後、新型コロナウイルス対応でのバタバタはあるが、9月に森田知事と熊谷千葉市長が相次いで政治資金パーティーを開き、森田氏は4期目に向け、知事選の準備を始めたのではないかとの観測を呼んだ。そして、今回の不出馬表明へ。

●uttiiの眼

来春の選挙については鈴木大地氏が立候補を表明した後、森喜朗氏の「鶴の一声」で断念した経緯などもあり、奇々怪々だ。森田氏も4期目に色気があったはずだが、昨日の不出馬表明にあたっては、内々の世論調査が影響したのではないだろうか。昨年の台風対応ですっかり評判を落とした森田氏では、熊谷千葉市長に勝てないと、与党サイドが判断したのではないだろうか。憶測に過ぎないが。

それにしても、政治家としての森田氏の行状には、「熱血漢」「正義漢」といった熱が感じられず、改めて、彼の政治的な力の源泉は何だったのかとの疑問を禁じ得ない。

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image by: 總統府, CC BY 2.0, ウィキメディア・コモンズ経由で

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ニュースステーションを皮切りにテレビの世界に入って34年。サンデープロジェクト(テレビ朝日)で数々の取材とリポートに携わり、スーパーニュース・アンカー(関西テレビ)や吉田照美ソコダイジナトコ(文化放送)でコメンテーター、J-WAVEのジャム・ザ・ワールドではナビゲーターを務めた。ネット上のメディア、『デモクラTV』の創立メンバーで、自身が司会を務める「デモくらジオ」(金曜夜8時から10時。「ヴィンテージ・ジャズをアナログ・プレーヤーで聴きながら、リラックスして一週間を振り返る名物プログラム」)は番組開始以来、放送300回を超えた。

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【著者】 内田誠 【月額】 月額440円(税込) 【発行周期】 毎週 月・火・水・木・金曜日(祝祭日・年末年始を除く) 発行予定

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