「バイデン大統領」に歓喜するマンハッタンで日本人が抱いた不安

 

ペンシルバニア州に限らず、他の州でも消印が選挙日当日もしくは翌日までのもので選挙日後1週間もしくは10日以内なら受領します、というところもありますので、いまだに開票中の州がありまして、特に上院の支配政党は現時点では共和党優勢ですが、いまだ結果待ちです。下院は民主党政権に決定。
Absentee and Mail Voting Policies in Effect for the 2020 Election

上院の結果は待つとしても、肝心の大統領については、トランプさんが負けを認めずゴタゴタが長引くと不安要素となり株価や経済再開への影響も出かねないので、経済的には早めに決まってほしいところです。

それにしても、実際に不正があったかどうかよりも、不正疑惑が出るほどにグレーな投票が多かったことは、今回の選挙戦を非常に後味の悪いものにしたのではないかと思います。

(2)新政権への期待

このままバイデンさんで決まった場合、今後どのような政策をするかに注目ですが、討論会でのバイデンさんもハリスさんもトランプさんほど明確なものがなかったので、大丈夫なのか?という声は当然出ています。

加えて、選挙の得票数を見ると、バイデンさんは7,600万票を超えと多かったのですが、トランプさんも7,100万以上でして、どちらも2008年のオバマ前大統領の6949万票を上回るという快挙。つまりは、バイデンさんもしくは民主党を支持しない人も相当いるので、政権への厳しい目は続くでしょう。

バイデンさんが当確挨拶で「分断ではなく団結させる大統領に」と話していますが、よほど慎重に進めないと難しそうです。
NBC News Election Results

いずれにしても、共和党政権よりは民主党政権のほうが良くも悪くもグローバルに動くので世界経済は発展傾向になるでしょう。しかも、トランプさんの極端な規制の後ということも明確な違いを生むかもしれず、経済再開への期待が高まっているのではないかと思います。加えて、アメリカに住む移民としては、差別問題や移民政策の面でも過ごしやすくなると思います。

print
いま読まれてます

  • 「バイデン大統領」に歓喜するマンハッタンで日本人が抱いた不安
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け