なんでここまでチュ・ミエがユン・ソンヨル検察総長を嫌っているかというと、人に仕えるのではなく法と国家に仕えると言っているユン・ソンヨル検察総長が煙たくてしようがないのである。このままユン検察総長を総長の座においておくと、いずれ必ずチュ・ミエも文在寅(ムン・ジェイン)も、その罪が赤裸々に暴かれ、牢獄生活を余儀なくされる。それを阻止したいがために必死の「妨害」作戦をとっているわけだ。
前の政権の朴槿恵大統領が特別検事(5、6人いた)によって弾劾が決まった。その特別検事の一人として名を連ねていたのがこのユン・ソンヨル現検察総長だ。そのときは普通の検事だった。この「業績」をうれしく思った文在寅がみずからユン・ソンヨル氏を検察総長に任命したのである。だからといってユン・ソンヨルさんは、文在寅の犬になったりはしない。人に仕えるのではなく法と国家に仕えるのだとはっきりと明言している。悪があったらそれがだれであってもひっとらえるということである。
日本のニュースでどれだけ出ているかわからないが、チュ・ミエの形相はほとんど鬼のような形相になっている。余裕を見せるために薄ら笑いを浮かべたりするのだが、それがまたふてぶてしいことこの上なく、政府与党支持者からも最近ではこのチュ・ミエを除外せよという声もかなり出ている。
11月30日に、「執行停止申請事件」の審問が行われる。どんな結果となるか。目の離せない日々が続く。多くの国民は、勿論ユン・ソンヨル検察総長を応援する立場である。正義は勝ってほしいと思うのが人情というものだろう。
image by: 秋美愛 - Home | Facebook