プロ野球中日の大荒れ契約更改で不安が募るJリーグのシーズンオフ

 

日本プロ野球選手会が球団に対して抗議

11月28日(土)に日本プロ野球選手会が中日に対し抗議文を発送しているが「これも極めて異例」である。

「11月26日から始まりました中日ドラゴンズの契約更改交渉においては、中日球団代表による所属選手に対する査定方法の事前説明が二転三転したり、不十分な点がありました。また所属選手との契約更改交渉後に、同代表が、メディアに対して、一方的に所属選手が年俸金額でもめているかの印象を与える発言をするなど、選手と球団の信頼関係を維持できない状況が発生しています」

と訴えているが日本プロ野球選手会が球団に対して抗議を行ったことでさらに中日の契約更改に注目が集まっている。加藤代表に対する批判の声は大きくなっているがどう考えても球団の経営は苦しいので「同情の余地はある」と言える。「選手に対する言い方がよくない」、「マイルドな言い方があるだろう」というのはもっともな意見だと思うが新型コロナの影響で観客動員数は激減しており、そもそもの試合数も143試合制から120試合制に変更になった。中日に限らず、すべての球団は大きな赤字と考えられる。

「社長を含めた球団 vs 選手」となった場合、ほとんどの人は選手側を応援するだろう。日本プロ野球選手会の抗議についても「よくやった」という声は多いが新型コロナの影響は観客動員数が多かったチームの方が大きい。Jリーグも浦和やG大阪や横浜FMやFC東京など人気クラブの方がマイナスの額は大きくて神戸など人件費の高いクラブが総じて困った事態に陥っているがJリーグと比較してもプロ野球の各球団の規模はさらに一回りは大きい。Jリーグのクラブ以上に困った事態になっている球団ばかりだと推測できる。

他には「楽天も球団の経営が新型コロナの影響で苦しくなっている」と報じられた。プロ野球はもともと基礎体力の大きい会社がバックにいるので何とかなるとは思うがJリーグもすでに名前が挙がっている鳥栖や仙台以外にも厳しい状況になっているクラブは少なくないと想像できる。各クラブの財政が厳しくなったことがオフのストーブリーグにどんな影響をもたらすのか?も気になるところである。全クラブが厳しい状況になるのか?一部のクラブのみなのか?Jリーグの経営に関するネガティブなニュースは増えていくだろう。

image by:ngorkapong / Shutterstock.com

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