信じがたい成果
多くの企業ではミッション(使命)などは認識されておらず、さらにビジョンに至ってはほぼ皆無であり、ドラッカーはこう言っています。「企業にせよチームにせよ、シンプルで明快なミッションを必要とする。ミッションがビジョンをもたらす。ビジョンがなければ事業とはなりえない。人の群れがあるだけである」
少し補足をすると、ミッションとは“使命”のことで、顧客や社会に対して「私たちがどのように“貢献”するか」が共有化して認識されて、そのことによって全体の焦点化された活動が始められます。ビジョンとは「到達したい未来像」のことで、これが明確であることによって戦略さらに行動計画がつくられ具体的な行動をおこせます。
それでは、具体的に行動を起こすについての要点と核心と困難性について「理想の会社をつくるたった7つの方法」の事例を借ります。これはテクニックや知識といったものではなく、自身が信念として自家薬籠中のものとしなければならないもので、またそうでなければ仲間に影響を与えらず“求めている成果”を得られることはないからです。
因みに経営理念とは、ミッション(使命)、ビジョン(未来像)、さらにバリュー(行動基準)などの“あるべき価値観”を統括し明文化したもので、企業をして成果を成すための基盤を与えるものです。