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熱中症リスクがある夏の「マスク外し」はアリ?厚労省ガイドラインの謎を追う

すっかり慣れたとは言うものの、やはりこれからの時期はより息苦しさを感じてしまうマスク生活。しかしその着用が健康を害する危険がある場合、外して行動することは許されるのでしょうか。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、厚生労働省による「マスク外し可能なガイドライン」を紹介するとともに、そこから導き出されたマスクとの付き合い方を記しています。

コロナと熱中症

さて、本日は暑苦しいもののお話。

梅雨とは思えない暑さですね。これから梅雨が明けたらどうなるんだろうと思うと、ちょっと怖いです。

新型コロナがまだ収まりきらない中、毎日マスク生活が続いているわけですが、

という素朴な疑問が起こります。これに関して

● <新しい生活様式における根中小予防行動のポイント> 厚生労働省

を読んでみて下さい。

うん、ちょーっと分かりにくく書いてあるように思います。マスクの着脱についてまとめると

ということになります(ちなみにこの例外のふたつについては、実に微妙な書き方で、はっきりしたことを言っていません。が、私は上記のように読みました)。

つまり、

ということです。はっきり言って、マスクを外していいのは

ということだと思います。だって、上の例外要件ふたつを満たさない場合には、マスク着用なんだからマスクを外していいとされるときの方がずっっっと多いことになります。たとえば

ということです。ちなみに、屋内なら一律全部ダメはさすがにキツいと考えたらしく、すぐ後に

となっています。とにかく屋内は一律全部ダメが鉄則のようです。

こう言っちゃナンですが、ツッコミたくなりますね。真夏の大雨など窓を開けられないときとか、こういうときには、どうするんでしょうね( ̄∇ ̄;) 

梅雨時や真夏にマスクをするのか問題でしたね。

厚生労働省が出している指針はこちら。

● <新しい生活様式における根中小予防行動のポイント> 厚生労働省

こういうのは読んでおきましょう。出所不明のデマや知人から聞いた話なんかアテにするより公的な機関や専門家がちゃんと出した情報を元にすべきです。それを読んだ上で、他の情報や噂を検討するならOKだと思いますよ。

で、さて、マスク着用のお話は

が厚生労働省のサイトから読み取れました。この基準に照らすと、ほとんどマスクを外せるときは無さそうですね。

んじゃ、マスク着用によってリスクが増大するとされる熱中症はどうなっているんでしょうか。データによると、熱中症は

んです。厚生労働省の同じPDFに記載があります。

この状況を想像するに、これってつまり、マスク着用とあんまり関係ないってことじゃないでしょうか。

半数以上が自宅って、つまり家族と一緒に暮らしていて、部屋に閉じこもったままエアコンをつけず、あんまり水も補給せず、気がついたら熱中症…ってパターンですよね。

ちなみに65歳以下は、数字から見る限り熱中症のリスクは低い…というか

といえます。5歳から14歳までの人は全体の0.0パーセント以下、0歳から4歳までで0.2パーセントですよ。ニュースを見ていると、ブラック部活での痛ましい事故が目立ちますが熱中症全体から見れば、ごく少数なんですね。

このデータからすると、つまり

ということです。つまり

ということになります。そこで

ってことなんじゃないかと邪推します。

つまり、家族のメンバーに誰がいるのかによって、マスクとの付き合い方が違うということですね。

我が家で一番危ないのは、バビー。

屋外は、暑すぎて出る気にならないので問題ナシ。

屋内のうち、自宅ではエアコンをちゃんと使ってノーマスク。自宅以外の屋内は、涼しいところでマスクを着けてもらおうと思っています。

また暑い夏がやってきました。コロナが早く終息することを祈りつつ、エアコンに頼りましょう。

image by: Shutterstock.com

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食べるのは大好きだけど、作るのは超苦手。棚拭きとアイロンがけが何より嫌い。そんな家事オンチだった私がソレナリに家事をこなせるようになったワケ。家事全体を見渡して、最小の手間で最大のリターンを得る、具体的なシステムをお知らせするメールマガジンです。

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【著者】 真井花(まないはな) 【発行周期】 週3回(月水金)刊

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