子どもを褒めすぎると「うぬぼれた性格になる」は本当かウソか?

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子供を褒めたいと思うけれど、うぬぼれてほしくはない。そんな考えから、注意しすぎたせいで子どもに積極性がなくなってしまったというお悩みが無料メルマガ『幸せなお母さんになる為の子育て』著者のパピーいしがみさんのもとに届きました。パピーさんは「うぬぼれ」を警戒するために褒めないのはもったいないとして、子どもへの注意の仕方までしっかりと回答しています。

うぬぼれ

こんばんは。パピーいしがみです。

「うぬぼれ」と聞いた時、あなたはどんな感情を抱くでしょうか?きっとほとんどの方が良くない印象をお持ちだと思います。

今日、ご紹介させて頂くshinshinさんも、子供さんがうぬぼれるようになってほしくないと思っていたのですが、それを子供に注意していたら、積極性まで失ってしまったそうです。こんなご相談を頂いていました。

パピーさん、はじめまして。私には5歳と1歳半の女の子がいます。shinshinと申します。パピーさんのサイトはまだ下の子が生まれる前から読ませていただいていました。すごく参考にさせて頂いていましたが、一点、「ほめ過ぎてうぬぼれる子になってしまうことはないのかな?」とそれだけが心配でした。

私の親は「普通が一番」といつも言っていて、母は姉が生まれる少し前に退職して、専業主婦になりました。姉も私も「人と違ったことをしなくていい。出る杭は打たれるからね」と言われて育ちました。

それは「勉強しなさい」とか「もっと頑張りなさい」と言われないだけ楽だったのかもしれませんが、そうやって育った私にはこれと言った特技もなく、勉強もそれほどでもなく。運動も苦手。ですから自分に自信なんかありません。

自信の代わりに身に付いたのは、人の顔色ばかりうかがったり、周りの空気を読む、そんな性格でした。いつも周りに流されて、高校も冒険をせずに受かりそうなレベルの学校を受験し、地元の短大を卒業した…という感じです。

今振り返っても「楽しい」という思い出が特になく、達成感や満足感などをあまり感じずに育ってきて「どうせ私なんて…」と今でも自己肯定感が低いです。

もちろん自分の子供が生まれてきたのはうれしく思いましたが、毎日が必死で振り返る余裕もありませんでした。

ですが今、とても悔やんでいる事があります。それは、上の子に常々言ってきた「調子に乗らないんだよ」「天狗になってはダメ」という言葉です。

幼少期の子供は「〇〇できた~♪」と嬉しそうに言いますよね。それはそれで私も笑顔で「そう~良かったね♪」と答えてはいたのですが、「一番早くできた」とか「〇〇ちゃんより上手にできた」などの言葉があると、どうしてもうぬぼれている様子が気になり叱ってしまっていたのです。

私は、何か秀でるものがあっても、それで威張ったり人をけなしたりする子にはなってほしくありません。それでどうしても小言が先に出てしまいます。

年少の頃は、楽しく幼稚園に通い、幼稚園であったことをいろいろ話をしてくれていたのに、年中になって幼稚園の話もしてくれなくなり、うぬぼれの言葉は無くなりましたが、一緒に積極性もなくしてしまったように感じます。

そして今、秀でるものどころか、何においても他の子に劣ってる。そんな子にしてしまいました。一番子供らしさを発揮してほしい時期に、こんな風にしてしまい、今からでも修正することはできるのでしょうか?

又、もしうぬぼれない子にならず自信をつけられるような声掛けなどがありましたら、教えてほしいです。

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