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横浜流星、“破滅型”望む深い心の闇。「低視聴率男」の烙印で絶体絶命、アイドル俳優からの脱却目指すも待ち受ける高い壁

俳優の横浜流星(24)が広瀬すず(23)、松坂桃李(32)がダブル主演する2022年公開予定の映画『流浪の月』に出演することが発表された。これを受け、「自分の殻を破りたい」と意気込みを強く語った横浜。この言葉の裏には、“アイドル俳優”として作り上げられたイメージを脱却したいという強い思いが込められているようだ。

横浜流星が映画『流浪の月』で挑む新境地

原作は2020年本屋大賞を受賞し、同年の年間ベストセラー1位(日販単行本フィクション部門、トーハン単行本文芸書部門)に輝いた凪良ゆうによる傑作小説。9歳のときに誘拐事件の“被害女児”となり、広く世間に名前を知られることになった女性・家内更紗を広瀬すず、その事件の“加害者”とされた当時19歳の青年・佐伯文を松坂桃李が演じる。『悪人』『怒り』などの作品で知られる李相日監督がメガホンを取る。

横浜が演じるのは家内更紗(広瀬)の婚約者・中瀬亮。更紗を愛しながらも、彼女の過去を受け止め切れず自分を見失ってしまう役どころ。原作ではかなり“生々しい本性”を現す人物だけに、難しい演技が求められそうだ。

横浜は「自粛中に原作に出会い、とても考えさせられた作品を李監督をはじめとしたすてきな方々と共に創ることができ、この上ない幸せを感じています」とした上で、「とにかく李組に全力でぶつかって僕の中にまだある殻を破ることができたらなと思っています」と語った。

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並々ならぬ思いで意気込みを語った横浜。これまでとは異なる、一癖も二癖もある役どころだけに、上手く表現できれば横浜の新たな魅力を発見できることになるだろう。

横浜としてはかなり“攻めた”役者仕事となりそうだが、なぜ今回このような激しい役を受ける決断をしたのだろうか。

横浜が目指す“アイドル俳優”からの脱却

芸能活動のスタートは2009年「栄光ゼミナール」のCM出演からと、意外と長い芸歴を誇る横浜流星。その後、数々のドラマや映画に出演してきたが、横浜の出世作といえば、2019年1月期に放送された深田恭子主演のドラマ『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)だろう。

髪をピンクに染めた不良高校生役を演じて女性視聴者たちを虜にさせ、一気にブレイクを果たした。

以来、コンスタントに連続ドラマに出演し続けている横浜だが、あまり嬉しくないデータもある。主役や2番手のポジションが多い横浜だが、実はどれも低視聴率で数字の上では結果をまったく出せていないのだ。

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「清野菜名さんとダブル主演した2020年1月期放送のドラマ『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』は平均視聴率が8.1%。同年の8月期に浜辺美波とダブル主演した『私たちはどうかしている』は平均視聴率8.9%と、成功を収めたとはいえません」(芸能事情に詳しい週刊誌記者)

さらに、今年4月から放送された『着飾る恋には理由があって』も同じく8.0%と軒並み一桁という低視聴率。おまけに共演した向井理(39)に話題を持っていかれてしまうこともしばしばあった。

「横浜さんはずば抜けた演技力があるというよりは、どちらかといえば“アイドル俳優”というイメージが強い。でも、結果が伴ってこないので、一部の関係者からは“数字が獲れない若手俳優”と認識されているようです。なので、横浜さんにとって今は踏ん張りどころでしょうね」(前出・芸能記者)

もちろん視聴率がすべてではないが、人気を表すひとつのバロメーターであることは変わりない。

そこで、横浜はイケメン俳優からのイメージ脱却を目指すために、少しずつ路線変更を図っていくものとみられる。

「今回の映画『流浪の月』のオファーを受けた背景にはそうした事情もあるようです。横浜さんが『自分の殻を破りたい』と語った理由がまさにそれ。これまで演じてきた少年っぽさを残した役や、さわやかな王子様キャラからは徐々に卒業していくことになるでしょう」(前出・芸能記者)

低視聴率俳優というレッテルを変えるためにも、まさに今が勝負所。出演がコンスタントに続いている間に、自身の代表作ともいえるドラマを生み出したいはずだ。

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俳優として活動している以上、視聴率という数字は大切。批判や揶揄する声は新たな一面を見せ、結果を示していくことで黙らせていくしかない。

イケメン路線は一区切り?本格俳優への道

“アイドル俳優”として多くの女性たちから支持されてきた横浜流星。作り上げられたイメージからの脱却を目指し、彼は今、俳優としてさらなる高みを目指そうとしている。

そんな横浜は今年の9月16日で25歳になる。それを記念して、自身の誕生日にメモリアル写真集『流跡』(KADOKAWA)とパーソナルブック『流々自適』(同)を2冊同時発売する。

メモリアル写真集『流跡』は、森や湖など雄大な自然や都会の景色を背景に、横浜が野性的な魅力と研ぎ澄まされた美しさを披露。匂い立つような写真に加え、貴重な銀髪カットも掲載している。また、2万字にわたるインタビューも収録されていて、大人の色気を増した横浜が楽しめる1冊となっている。

一方、『流々自適』は横浜初となるパーソナルブックで、月刊ザテレビジョンに連載している『流々自適』を書籍としてまとめたもの。高校時代の同級生との座談会、撮影現場でのオフショットが掲載されていて、横浜の素顔に迫った仕上がりとなっている。

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横浜にとって2021年は、俳優活動10周年となる節目の年。それだけに、写真集とパーソナルブックを2冊同時にリリースするということに大きな意味がありそうだ。

「こうした女性ファンを意識したものは、今回で一区切りとなるのではないでしょうか。アイドル的人気がいつまでも続かないことは横浜さん自身が一番実感しているでしょう。それより、今後はしっかりと実力をつけ、本格派と呼ばれるような俳優を目指していくものとみられます」(前出・芸能記者)

ファンにとっては寂しいところだが、横浜が成長するのであればそれもまた嬉しいはず。これからは成熟した大人の男の魅力を見せてくれるに違いない。

作り出されたイメージに反抗?心の闇を心配する声

2019年に放送されたドラマ『初めて恋をした日に読む話』で注目されて以降、ドラマや映画への出演が続いている横浜流星。

朝から夜中まで撮影で拘束される生活が続けば、やはりストレスが溜まったり、むしゃくしゃするような時も出てくる。

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横浜は新型コロナの自粛中、それまでのさわやかイメージをぶち壊すかのようなヒゲ姿を披露し、話題となったことがある。

「作り出されたイメージに抗うかのような姿でしたね。自粛中で長い時間が取れたからということだけではない、何かメッセージ性がこもったものを感じました。でも、イケメンなので似合いすぎてしまい、高評価につながってしまいましたが」(前出・芸能記者)

こうした横浜のちょっとした“心の闇”を指摘されたこともある。

今年4月に放送された『バナナサンド』(TBS系)にゲスト出演した横浜は、自宅のお気に入りスポットとして、なぜか“壁“を紹介。

その理由について、「仕事をして、ちょっとこう頭の中がいっぱいいっぱいになると、その気持ちをリセットするために壁を見て精神統一をする」と説明した。

これにはMCのバナナマンとサンドウィッチマンも驚愕。伊達みきお(46)が思わず「病んでるの?」とツッコまざるをえないシーンだった。

そうした心の闇を心配する声もある中、俳優として大きなターニングポイントを迎えている横浜流星。

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仕事を共にした監督たちからは高評価が相次いでいるが、さらなる成長を目指し、進化を遂げようとしている。

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image by : 横浜流星オフィシャルウェブサイト

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