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木村拓哉がジャニーズ退所を決意か。メリー氏死去で事務所は大荒れ、独裁“タッキー王国”邁進で始まる「J神話の崩壊」

ジャニーズ事務所名誉会長の藤島メリー泰子氏が14日午前7時35分、肺炎のため都内の病院で死去した。93歳だった。同事務所が17日に発表した。ジャニーズ事務所創始者・ジャニー喜多川氏の実姉で、ジャニー氏と二人三脚で男性アイドルという文化を確立。2019年7月に亡くなったジャニー氏に続き、大切な柱を失うことになったジャニーズ事務所はこれから大きな変革期を迎えそうだ。

メリー氏が死去したのはくしくもSMAP解散発表と同じ日 

「ジャニーズの母」として日本の芸能界発展に貢献したメリー氏。同事務所が死去を公表して一夜明けた18日、所属タレントたちが感謝の言葉を発表した。

嵐の松本潤(37)は「激動の時代の中を生き、ジャニーズという存在を支え続けてきたメリーさん。ありがとうございました。天国でジャニーさんに会えたらいいね!」とコメント。

また、櫻井翔(39)は「やっと会えたのは亡くなった後でした。悔しいです。枕元には嵐からプレゼントしたマグカップが置いてありました」と無念さをにじませた。

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メリー氏が死去した日は8月14日。くしくもこの日はSMAPが解散を発表した日でもある。ジャニーズ事情に詳しい週刊誌の記者は次のように語る。

「SMAPの解散発表を知らせるFAXが報道各社に届いたのは、2016年8月14日の深夜1時という異例の時間でした。そのSMAPの解散のきっかけとなったのは、メリー氏による元マネージャー飯島三智氏への恫喝問題です。いわばSMAPを解散に追い込んだ張本人が、その発表日に亡くなったわけで、何とも皮肉な感じがしますね」

2019年には独立したSMAPの元メンバー3名を番組に出演させないようテレビ局に求めていた疑いが独占禁止法違反につながる恐れがあるとして、公正取引委員会がジャニーズ事務所に注意をしたが、メリー氏はその中心人物とみられていた。

「実際に圧力をかけていたのは娘で社長のジュリー氏だとの話もあり、真偽は不明です。飯島氏とは絶縁状態にありましたが、退所した3人に対してはその後を心配していたといいます」(前出・芸能記者)

ジャニー氏に続き、メリー氏までこの世を去ってしまったジャニーズ事務所。本格的な「ジュリー&タッキー体制」となり、これから大きな“激変”が起ころうとしている。

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退所候補の一番手は木村拓哉?鍵を握るのは妻・静香の存在

特に動向が注目されているのは、メリー氏と親交が深かったジャニーズたちだ。

その筆頭が木村拓哉(48)である。

というのも、2000年に工藤静香(51)とできちゃった結婚をするとの報告を受けたメリー氏は激怒。「妊娠4か月なんて聞いてないわよ!」と大声を張り上げ、相当な権幕だったという。

そもそも2人の交際には当初から大反対していたことから、結婚を強行した静香に対し、怒り心頭だったとされている。

「静香さんが凄いのはそこからですね。盆暮れの贈り物はもちろん、季節の挨拶など、何かにつけてメリー氏への連絡を欠かさず、気に入られようと努力しました。そうすることで徐々にメリーさんの懐へ入っていき、信頼を勝ち得たといわれています」(前出・芸能記者)

結婚を認めてくれたメリー氏に静香は大感謝をしていて、以来メリー氏とは昵懇の仲。

木村がジャニーズ事務所から独立を画策した際には、メリー氏への恩返しとばかりに木村を説得。翻意した木村はジャニーズに残る決断をした。この一件があったことで、静香に対するメリー氏の信頼は揺ぎ無いものへとなったという。

「それだけ木村夫妻とメリーさんの関係は深いということ。それゆえ、ジャニー氏もメリー氏も他界した今、木村さんがジャニーズ事務所にいる義理がもうありません。ジュリー社長とは表面上仲良くしているものの、特別な感情はないようです。木村さんが事務所を抜けるのも時間の問題だといわれています」(前出・芸能記者)

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鍵を握るのは妻であり、今や敏腕プロデューサーとなった工藤静香の存在。夫のために何を最優先に選択するのか?木村夫妻の今後が注目されている。

メリー氏の死去で滝沢秀明の“独裁”が始まる

「ジャニーズの母」として多くのアイドルを育ててきた藤島メリー泰子氏。たのきんトリオや少年隊を育成したその手腕は計り知れず、群を抜くプロデュース力を持っていた。

ジャニー氏が2019年に死去したことを機に、同年9月には藤島ジュリー景子氏が事務所の新社長に、滝沢秀明氏が副社長に就任。メリー氏は副社長から会長に、昨年9月から名誉会長となっていた。

滝沢氏がタレントの発掘やプロデュースをメインに行い、組織経営をジュリー氏が見る。このジュリー&タッキーの2本柱体制は、かつての「メリー&ジャニー」体制をほうふつとさせる。

「滝沢副社長が大切にしているのはこれまでの功労者である年輩ジャニーズではなく、ジュニアなどの若いタレントたち。自分に近い世代や上の先輩たちのことははっきりいってもうどうでも良く、今後力を入れることはありません。良い言葉でいえば放任主義、悪い言葉でいえば勝手にやってという状態です」(前出・芸能記者)

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滝沢氏が目指しているのは、かつてジャニー氏が築いてきたようなアイドル王国。そのためJr.の育成に力を注いでいて、すっかりタレント化してしまったジャニーズたちに興味はないのだ。

「一方、ジュリー氏が注力しているのは不動産などの資産管理です。もともと母であるメリー氏が株式投資を信用せず、節税の意味もあって不動産を買い集めていました。都内に30以上の優良不動産を所有しているといわれ、その資産総額は500億円近いともささやかれています」(前出・芸能記者)

もう芸能だけで稼ぐ時代ではないと理解しているジュリー氏、それだけに自らが本腰を入れてタレントをプロデュースすることは今後ないだろう。

メリー氏の死去で本格化していくジュリー&タッキー体制。しかし、その実は滝沢秀明氏の“独裁”にも近いような形となるかもしれない。

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今、ジャニーズは辞めやすい!?退所者が続出する懸念

ジャニー氏が亡くなった2019年7月以降、ジャニーズ事務所を離れたタレントは大勢いる。

同年9月には関ジャニ∞の錦戸亮(36)、2020年3月には元SMAPの中居正広(49)、同年6月にはNEWSの手越祐也(33)が退所した。

また、少年隊の錦織一清(56)と植草克秀(55)が同年12月に事務所を去った理由は象徴的で、ジャニー氏の死去と多いに関係があった。

今回、メリー氏が亡くなったことで、同様の現象が起きるのは明らかだとみられている。

「メリー&ジャニー体制が完全になくなりましたから、ジャニーズ事務所にいる意味を考え始める人が多いと思います。特に30代以上の年輩ジャニーズたちは複雑な心境でしょう。今やジャニーズという看板を必要としない人たちもたくさんいますから」(前出・芸能記者)

とはいえ、ジャニーズ事務所を去ったことで、成功している人もいれば失敗している人もいる。そのあたりのリスクをどう判断するかが重要だ。

「実は今、以前と比べてジャニーズを辞めやすくなっています。というのも、公正取引委員会が事務所に注意したおかげで、ジャニーズがテレビ局に圧力をかけづらくなっています。中にはそうした背景をプラスに考える人たちも出てくるでしょう」(前出・芸能記者)

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2人の偉大な創設者がいなくなったことで、大きな変革期を迎えているジャニーズ。これからどんな事態が起きても不思議ではない。

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