MAG2 NEWS MENU

他人からの評価を気にすることなく「自分自身を大切にする」秘訣は?

他者から高く評価されることが生きる目的になってしまうと、心が休まる日がなくなり、人はさらに疲弊してしまいますよね。無料メルマガ『東北の人気メンタルトレーナーが送る『自信をはぐくむ、幸せな自分のなり方』』の著者である吉田こうじさんは、他人に振り回されず、自分を大切にできるコミュニケーションをとれるような考え方や行動のコツを伝授しています。

他人に振り回されない、自分を大切にするコミュニケーションのコツ

他人から高く評価されることが生きる目的になっているなど、欠乏欲求(特に承認欲求)に囚われ依存していると、他人は全て「評価者」であり、自分は「被評価者」というポジションが無自覚に自分の中に定着することがあります。言い換えるなら「受身的姿勢」であり、この姿勢は「犠牲者(被害者)」のポジションを取りやすくなります。

この「被評価者」のポジションは、家庭にいても学校にいても職場にいても友達といても…周りは全て「自分のことをあれやこれや評価する評価者」ですから、一人孤独な時間以外に心が休まる時がありません。こんなふうに孤独な時間以外に心が休まらない世の中に、敵意や憎しみを抱くようにもなります。

さらに悩ましいのは、他人から評価されることが目的になっていると、その裏側では「ありのままの自分を否定し続けている」ということも同時に起きているということ。自己受容の真逆の自己否定をし続けてますから、劣等感やら無力感やら無価値感がどんどん強化されていって自尊心はダダ下がり状態になります。

でも、他者から評価されることが目的ですから、他人の期待に応えようと限界まで自分を追い詰めて頑張るし、そうやって頑張れば頑張るほど、他人の評価が余計に気になってしまう…。すると今度は「見捨てられ不安」まで新たに抱え込むようになってしまう…。そうやって、人生が全て他人にコントロールされてしまうように感じてしまう…。

「他の人が私のことを評価するのと同じように、自分だって他人のことを自分基準で評価したっていい!」

とは頭ではわかっているのに、気持ちがそうさせない…。それくらい頭と気持ちに距離ができてしまっている…。気持ちが抑圧されてしまっている…。

これってとっても悩ましいことです。

実際、「見捨てられるのが極端に怖い」せいで、とにかく他人に受け入れてもらおうと思い、自分を他人に差し出してしまった結果、いいように弄ばれて傷つけられる人は少なくありません。

そもそも…相手が自分のことを受け入れるかどうかは「相手が判断すること」なので、はっきり言ってしまえば「運まかせ」なんです。たまたまご縁があればうまくいくでしょうし、ご縁がなければ決裂する…。

であれば

・自分にできることだけにフォーカスして、その範囲の中で誠実に努力をする
・そうしながら、少しずつできることの範囲を増やし自己成長を図っていく
・その際、他人に対して「努力している自分への高い評価」などの見返りは一切期待しない
・そうやって自分でコントロールできるところに集中できている自分のことを労う

こんなふうにして、自分で自分を日々大切にする新しいコミュニケーションを身につけることが、「他人に振り回されずに自分軸(ありのままの自分)で生きるための自分を見つめ直すコミュニケーションとしては肝心なことだと僕は考えています。

image by: Shutterstock.com

吉田こうじ(メンタルトレーナー)この著者の記事一覧

東北NO1ビジネス心理学講師 仙台のメンタルトレーナー吉田こうじと申します。 きっとあなたと出会うべくして出会ったのだと思います。 このメルマガでは『自信をはぐくみ、もっと幸せな自分のなり方』を、ゆる~い感じでお届けしています。 いまこの瞬間の「小さな選択」「小さなきっかけ」が、あなたの未来を大きく変えます。 一緒に未来予想図を変えてみませんか? 

無料メルマガ好評配信中

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 東北の人気メンタルトレーナーが送る『自信をはぐくむ、幸せな自分のなり方』 』

【著者】 吉田こうじ(メンタルトレーナー) 【発行周期】 隔日、随時号外

print

シェアランキング

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MAG2 NEWSの最新情報をお届け