誰しも一度は抱いたことがあると思われる「仕事に行きたくない」という気持ちですが、いかなる立場にあろうとも、与えられたタスクはこなさなければならないものです。では、そのような思いにとらわれてしまった状況から、うまく抜け出す術はあるものなのでしょうか。今回のメルマガ『岡崎かつひろの『好きを仕事にするための本当の考え方』』では数々のベストセラー著書を持つビジネス作家で起業家の岡崎さんが、そんな時の対処法をレクチャー。具体例を挙げつつ、仕事を避けたくなるような状況に陥らないためのヒントを綴っています。
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仕事に追われる人、仕事を追いかける人、その差は?
「やらなければいけない仕事はあるのにはかどらない」「できれば今日は会社を休みたい」。仕事をしていたらそんな日を何度も迎えることがあるでしょう。そんな「やりたくない仕事をするときにどう気持ちを切り替えたらいいか」ということについて、具体的な解決方法を探っていきます。
「仕事をやりたくない!」そんな時の対処法は?
会社員なら「今日は仕事に行きたくない」ということを経験した人も多いでしょう。実は、この「仕事に行きたくない」という問題は、成果によって解決されるということを覚えておいてください。成果で解決できない問題はありません。
さきほどの「仕事に行きたくない」というのは、自分が成果を出していないことが一番の原因です。
「成果を出していない」ということが問題なのに、そこから抜け出すと、問題は雪だるま式にどんどん大きくなります。「そんなに厳しいこという?」と思われるかもしれませんが、まずは成果をだすことが大事です。
たとえば、「今日は大事なプレゼンがあるから失敗できない。会社に行くのが憂鬱だ」と思うのであれば、まずはプレゼンの練習をする必要があります。
プレゼン上手になっていくことが大切です。
よく「準備が9割」といいますが、プレゼン資料が整っていなかったらもうそこで憂鬱になります。ということは、プレゼン資料を作るという成果物を作らないと、この問題は解決しません。
上司に謝罪。怒りを最小限に食い止めるためにやるべきこと
ほかにも憂鬱なことはあるでしょう。たとえば「上司から頼まれた会議で必要なプレゼン資料ができてない」ということがあったとします。その場合「上司になんていったらいいんだろう。謝らなければいけないから気が重い」と思うかもしれません。結局、それは仕事がうまくいっていないからそうなるわけです。だから憂鬱ですよね。
ここで大事なことは「謝らなければいけないような仕事はしない」ということです。
もし、上司に謝らなければいけないようなことが起きてしまった場合は、素直に謝ることが一番いいと思います。出社する前に「資料ができてなくてすみません」と一言メールを入れておく。
人によっては「そんなこと言えない!」と思うかもしれませんが、意外と効果があります。というのも、冷たいグラスに熱いお湯を入れるとグラスは割れますよね。要は、想定外のことが起きた時に人間はパリンと割れていくわけです。
そういうときは、想定内に収めることが大事です。
会議が始まって、いざ資料を読もうと思ったら手元にないということになったら、当然その場で雷が落ちます。上司も困りますよね。あると思ったものがなかったら、その場では何もできないわけです。せめて会社に来て朝一番に伝えてくれれば、また別の対象法があったかもしれません。
最悪の状態を回避するためにも、まずは先に上司に報告する。もちろん雷は落ちると思いますが、だいぶましだと思います。なので、先に謝ることが大切です。
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仕事に追われる人、仕事を追いかける人、その差は?
そもそも「やるべきことが終わっていない」という人は、仕事に追われていることが原因です。仕事に追われる原因はいくつか考えられます。
新入社員の場合でいえば、優先順位をつけることによって仕事が滞ります。「優先順位はつけないほうがいいんですか?」と思う人もいるかもしれませんが、むしろ、優先順位をつけてはだめです!
仕事を覚えたてのころは、「この人からのメールは重要」とフォルダー分けをする人も多いでしょう。そうなると見たくないものは後回しになります。
つまり、優先順位をつけると仕事はやりやすいものからやってしまうため、結果として面倒なものが後回しになってしまいます。そうやっていろんな仕事が積み重なり、緊急事態が勃発していき、そこにまた新しい仕事が来て、さらに仕事に追われる状態になっていきます。
ほとんどの場合、優先順位をつけなければいけないような仕事はしていないと思います。優先順位をつけるのではなく、やらなければいけない仕事を片っ端からやっていく。余った時間の中でより価値の高い仕事をこなしていけば、雑務に追われることはほぼなくなります。悩むという無駄な時間を過ごさなくなるのです。
「時間管理のマトリックス」緊急ではないけど重要なことを最優先に!
なぜ仕事が遅くなるかというと、無駄に悩む時間が多いからです。どれからやろうかなと迷っている時間があったら、受けた順にやっていく。
中間管理職や経営者層であれば、ここには時間の優先順位をつけないといけません。
仕事で優先順位をつける場合、どうしたらいいか。どうしたらいいか。
これはみなさんよくご存知だと思いますが「時間管理のマトリックス」を使います。
仕事は、重要かつ緊急なこと、重要だけど緊急ではないこと、重要じゃないけど緊急なこと、緊急でもなく重要でもないこと。この4つに分けられます。
そのなかで人は緊急度を優先してしまいます。「〇日までにこれを終わらせなければいけない」という期限に追われる。これがすべての始まりです。
たとえば、会社で毎日日報を送るとします。その場合、日報を送るという行為は、朝の時点では、重要だけど緊急ではありません。しかし、これが昼になり、午後になり、夕方になるに近づき、だんだん緊急度が増してきます。
仕事が早い人は、一日の仕事の中で日報を作りながら進めていきます。そうすると期限がきたときに時間通りに出すことができます。
ここで緊急かつ重要な仕事に追われる人は、その場で日報を書く時間を20分程度取るとします。そうすると「今日、朝から何をやったっけ?」ということが始まります。
その思い出すという時間が余分にかかります。
日報を書くだけなのに時間がかかってしまう。それを見た上司が「なんだお前、日報を書くのにそんなに時間がかかっているんだ」ということになります。
もし、その場で日報をかかなければいけないとしたら、朝からその都度やったことを記録するときめておくこと。
自分の中で「やったことはすぐに書く」ということをルール化しておけば、夕方仕事が終わった時にすぐに提出できます。
(この記事は、メルマガ『岡崎かつひろの『好きを仕事にするための本当の考え方』12月6日号より一部抜粋です、この続きをお読みになりたい方は今すぐご登録ください。初月無料です)
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