法律ではいじめ加害者を裁けない。犯罪者に優しい日本のもどかしさ

 

日本社会は人を殺しても、死体が解剖に回されないので、殺人が認知されにくかったり、イジメ殺しても犯罪にならないとか、心神喪失なら人を殺しても犯罪にならないなど、犯罪者にとって優しい国です。

そうした犯罪者が増えないためにも、学校運営から見直しが必要なようです。この本が発行されてから17年ですが、いまだにイジメが原因で命を落とす人はなくなりません。このような状況で頑張る学校の先生のためにも、よりよい制度改善を望みます。

年3万人と言われる自殺者が一人でも減ることを祈って、この本をご紹介しました。

和田さん、良い本をありがとうございました。

【この本で私が共感した名言】

クラスメートからちょっとからかわれることも「いじめ」だという人がいます。その一方で、暴行傷害や金品恐喝などの犯罪も同列に「いじめ」だと扱われてしまう(p35)

観点別評価が推進され、学力・ペーパーテストが重視されなくなっている…先生に好かれようとするあざとい子たち(p49)

【私の評価】★★★★★(94点)

<私の評価:人生変える度>
★★★★★(お薦めです!ひざまずいて読むべし)
★★★★☆(買いましょう。素晴らしい本です)
★★★☆☆(社会人として読むべき一冊です)
★★☆☆☆(時間とお金に余裕があればぜひ)
★☆☆☆☆(人によっては価値を見い出すかもしれません)
☆☆☆☆☆(こういうお勧めできない本は掲載しません)

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著者/本のソムリエ(読書普及研究所代表)

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