著者はスウェーデンに亡命した今でも、中国から監視されており、マスコミの取材を受けた直後に脅迫の電話を受けています。中国の長い手は、どこにでも届くのです。
この本を読んで、日本のマスコミや政治家で中国寄りの発言や活動をしている人がいますが、それも仕方がないことだと思いました。
著者のように中国に脅され、従わざるをえない状況にあると思われるし、中国はウイグルでその冷徹さを実証しているのです。
不思議なことに著者について日本ではほとんど報道されていません。報道できないのでしょう。報道できないからこそ事実に近い内容と感じました。
想像してほしいのですが、仮に沖縄が中国の自治区となり、中国人が大量入植して9割となり、沖縄県民はパスポートを没収され、DNAや指紋がデータベースに記録される。週末中国人の家で家事をして夜の性の相手をさせられる。中国人に土地を収容され、学校では中国語で勉強させられる。反政府デモをすれば強制収容所に入れられ、臓器移植のドナーにされ、いつ臓器を摘出されるかわからない。収容所の女性は不妊薬を飲まされる。
こうしたことが、現在、実際に起きている可能性があるのです。
カヴェーリウスさん、良い本をありがとうございました。
【私の評価】★★★★★(90点)
<私の評価:人生変える度>
★★★★★(お薦めです!ひざまずいて読むべし)
★★★★☆(買いましょう。素晴らしい本です)
★★★☆☆(社会人として読むべき一冊です)
★★☆☆☆(時間とお金に余裕があればぜひ)
★☆☆☆☆(人によっては価値を見い出すかもしれません)
☆☆☆☆☆(こういうお勧めできない本は掲載しません)
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