みけねこがまた大炎上。囲いの暴走で『原神』プレイヤーを引退に追い込む、平和なゲーム界隈が荒れ放題に

2022.04.11
by たいらひとし
genshin
 

今年2月、重大な契約違反を理由に所属事務所ホロライブから契約解除された、人気Vtuberの潤羽るしあ。“中の人”とされる人物が「みけねこ」名義で再出発した矢先、早くもゲーム実況で参加していたゲームプレイヤーを追い込み、炎上騒ぎになっている。「みけねこ関連は荒れがち」とネット上で揶揄されるなど、前回の騒動があまり良い薬とはなっていないようだ。

ゲーム原神に初参加もファンがプレイヤー引退に追い込む

4月3日みけねこが「原神ってたのしい?やりたい!」とツイートすると、みけねこの囲い(ファン)はいろめきだった。みけねこは大勢の参加者をネットゲームに誘い込んだことになる。

『原神(げんしん)』とは中国産のオンラインゲームで、ファンタジックな世界観の中炎、水、風などの7つの元素の神を集める冒険ファンタジー。みけねこは予告通り4月9日に原神のゲーム実況を順調にスタートしたはずだったが、ゲームの内部ではトラブルが発生した。

みけねこのファンである新規プレイヤー「ねこ」は古参プレイヤー「ななせ」に、みけねこのサポートをしたいからレベル上げを手伝ってくれ」と持ちかけた。

「ななせ」は「ねこ」がマルチプレイできるレベルになかったため断ったが、「ねこ」は「ななせ」に暴言を吐いて立ち去ったという。

「ななせ」は他のプレイヤーに注意喚起するために「みけねこ」のハッシュタグをつけてツイート。すると、多くの人が「ねこ」をみけねこ本人だと勘違いして、みけねこが批判されてしまったのだ。

みけねこは「迷惑しているから私の名前を入れないでほしい」とななせの発言を引用しリツイートした。
「みけねこ命」の囲いがみけねこに迷惑をかける人物を放っておくはずがない。

「囲い」はTwitter上でななせを集中攻撃し、いたたまれなくなった「ななせ」はその日のうちに「原神」の引退を表明し、姿を消した。

話がかなり複雑ではあるものの、ご理解いただけただろうか?みけねこがきっかけとなり『原神』のユーザーが引退に追い込まれ、SNS上で大非難を浴びているという騒動である。

【関連】みけねこが騒動を謝罪も火に油。『原伸』内で囲いが迷惑行為を連発、本人に過失なしも対応誤り批判殺到

自分の影響力を考えずに起こるファンネルとは?

この事件を知ると、ネット上では「ファンネルだ」「たった1日ゲーム配信しただけで見事に界隈が荒れている」と批判が相次いだ。

無自覚な言動でファンの迷惑行為を誘発してしまうことをネットスラングでは「ファンネル」と言う。機動戦士ガンダムシリーズに登場した兵器から名付けられた。

みけねこ自身にはファンを誘導した自覚はないようで、批判を受けても自分は関係ないと言った内容で発言すると再び炎上し、ツイートを消す行為を繰り返している。

そもそもみけねこは自分が良くも悪くも多くの人に影響を持つ人間であり、その立場には責任が伴うものであることを自覚していないように見える。

ホロライブの契約が解除されたのも、まふまふとの交際が発覚したせいではなく、その前に迷惑系YouTuberコレコレに会社の業務連絡のラインを見せ、それがYouTubeで公開されたのが原因だ。

当初、人気所属タレントをバッサリ切り非情と見られていたホロライブだったが、数年間みけねこの暴走を抑えた有能すぎる企業だと評価が逆転している。

原神ファン内では、参加当初からみけねこがゲーム内通貨の「創世結晶」を26,000個所持していたことも話題になっている。これもまたYouTubeの投げ銭=スパチャと同じようにファンからプレゼントされたものだと言われている。

影響力を利用して人からもらえるものはしっかりもらっておきながら、影響力に付随する責任やマナーを考える振る舞いができないならば、やがて災いがその身にふりかかることになるかもしれない。

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