話があちこち飛ぶ人の根底にあるネガティブな感情
さて、本日はなんだか好評らしいコミュニケーションのお話。今日は「話が飛ぶ」現象について考えてみました。
いますよね。今期の売り上げの話をしていたのに、いつの間にか昨日のランチの話になちゃう人。気がつくといつのまにかトンでもない話をしているんですよね。
この、話が飛ぶってどういうことかというと、「関係ナイ話題が突然持ち出される」ことですよね。模様替えの話をしていたのに、介護資金の話になっちゃうようなヤツですね。
これをやられると、相手はいわゆる「話にツいていけない・・・」状態になります。だって、カンケーない話なんだからね。
カンケーある話題なら、そのままスムーズに着いていけるので『話が飛んだ』かどうかは、持ち出された話題が元の話題と「カンケーあるかないか」に依ることになります。
で、問題なのは、飛ばしている本人はカンケーあると思っていることです。これ、注意して聞いていると分かるんですが、話の中心から外れていることが共通していたりするんですよ。
- 子供の塾代の話・・・なのに、そのとなりにあるパン屋さん
- 結婚記念日の話・・・なのに、デキ婚友人へのプレゼント
- 親の病気の話・・・なのに、ダイエットサプリの定期購入代
とか。中心からズレているんですけど、なんとなく連想ゲーム的に分からないでもないみたいな。まあ、ここからもう一回飛ばされたらもう初めの話はなんだか分からないでしょうけど。
この本人はカンケーあると思っている系で一番難しいのが「感情が共通している場合」です。
今現在の話題から想起される感情と、同じ感情を味わった過去の出来事に話を飛ばすってことです。たとえば
今度の休みに行く家族旅行(楽しみにしている)→友人みんなでやったカラオケ(楽しかった)
こういうヤツです。感情は共通しているけど、登場人物もコトも全然違うので、相手はほとんどツいていけません。
しかも、これが「ネガティブな感情が共通」している場合だと、文字通り藪蛇的なグチとウラミが炸裂し始めちゃうんですよ。
いかんわ。また長くなっちゃった。続きは次回。
出典:メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』
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