イギリスでは観測史上発の40℃超を記録し、ポルトガルとスペインでは合わせて1,000人以上が死亡するなど、猛烈な熱波に襲われた欧州。この影響でフランスでは山火事が発生し多くの市民が避難生活を余儀なくされていると伝えられますが、周辺各国はどのような状況にあるのでしょうか。今回のメルマガ『Taku Yamaneのイェーデン・ターク』では、著者で長くドイツに暮らすTaku Yamaneさんが、現地の様子を報告。併せて同国のコロナ事情についてもレポートしています。
この記事の著者・Taku Yamaneさんのメルマガ
暑いヨーロッパの真実
いつもご愛読ありがとうございます。
現在ヨーロッパには史上最高レベルの熱波が来ています。
フランスやポルトガルでは山火事が発生し、最高気温が37℃とかいろいろ言われています。
自分も父親からメールが来て、暑さは大丈夫か聞かれました。
はっきり言います。少なくともフランクフルトは全然大丈夫です。
これはよく言われることですが、欧州はまず湿気がありません。だから直射日光に当たらなければ基本涼しいです。
昼はさすがに暑いなと思うこともありますが、それでも僕がオフィスで簡易クーラーをつけたのは5回ありません。そんなものです。
自宅も基本涼しく、扇風機は持ってますがまだ稼働させたことはありません。
バイオリンを練習する時は窓を閉めますが、そこまで暑くてやってらんねーとはなりませんね。
暑さで言えば4年前の2018年が一番ひどかったです。
その時に扇風機を買ったのですが一日で何回もシャワーを浴び、アイスを食べ、とにかくもう大変でした。
ドイツには基本的にクーラーがないので、暑くても耐えるしかありません。これ以上暑くならないのを祈るしかありません。
この時期は基本的にヨーロッパはバカンスシーズンになります。
だから仕事とかでやり取りしているものがあると、急に相手方の担当者が休みに入って仕事が滞ることがままあります。日本はお盆休みみたいな全国民共通のバカンスがあるので、休みも分かり易いですが、ドイツはたくさんある有給休暇を自由に使っていくので、みんな休みがバラバラでこの辺りは結構困ったりします。
因みに自分はこの夏は多くても1週間くらいの休暇にして、年末に日本に帰る予定です。
コロナ対策に関しても今はほぼないと言ったところでしょうか。
案外感染者数は増えてて、わが社社長もこの前感染してしまったのですが、もう街中でもレストランでもマスクしてる人はいません。公共交通機関でのみマスクの着用が義務付けられてますが、もはや何の意味があるのか分かりません。ショルツ首相は4回目ワクチン接種の話を出してますが、今は反ワクチン派の反発がかなり強く、おそらく実現しないでしょう。自分の友達にも反ワクチン派がいますが、まあワクチン打てば感染が抑えられると聞いていたのに実際何も効果なく、その上強烈な副作用が出たら反ワクチンにもなるわなと言う感じです。
自分は3回打って全く副作用がなかったので、何回でも接種してやるというスタンスなのですが、人によって事情が異なりますよね。
この記事の著者・Taku Yamaneさんのメルマガ
image by: Oliverouge 3 / Shutterstock.com