国葬、五輪、統一教会。汚染だらけで逃げ場ない岸田政権“ジリ貧”支持率

 

とにかく大変な問題が山積、まさに山積しているんですよ。それもまあ、野党に追及されるのは望むところだというテーマももちろんあるでしょうけれど。旧統一教会の問題のように「降ってわいた」と彼らが感じているような、そういう問題でもあるわけで。これは、国会で大変な騒ぎになるというか、ならなければいけないことだと思うんですね。そういうことがあります。

で、よく考えてみると、岸田さん、なんのために総理大臣になったのだろうという疑問を抱いております。新しい資本主義とか、まあ、安倍さんの時代に荒廃してしまった日本の経済、その土台を建て直すために色々なことをやるということになるのでしょうけれども、それがはたして実現するか。それが例えば原発の問題で、原発をエネルギーの中心に置くというようなことを言い始めている。

それからもう一つ、順番を間違えましたけれど、コロナの問題がありますね。例の全数把握の問題が今のところ一番大きいように言われていますが、これ、結局、それだけではない。あれは医療機関と保健所の負担軽減ということから起きてきているわけですが、問題はこの感染の波をどうやって押さえていくのかということであるはずなのに、そちらの方は何もしていないに等しいでしょ。むしろ、感染するならしてしまえと言わんばかりのことになっていませんでしょうか。今度のBA.5という奴の特徴の最たるものは、感染力が非常に強いということと同時に、高齢者や基礎疾患のある人たちが中等症から死に至るということ、重症の人はむしろ少ないのですが、中等症で入院した人が手当の甲斐なく、数日後に亡くなってしまうという例が非常に多く、一日の死者が300人以上のこともありましたね。

これ、めちゃめちゃ多い数字。日本でコロナで亡くなった人の数が、累計で4万人を超えたそうですが。結局、お年寄りと基礎疾患のある人、介護費と医療費の掛かる人たちがですね、次々に亡くなっていくという形に、私には見えてしまいます。なんか、どうか、この放送を見ておられる方の中には病気をお持ちの方も高齢の方もたくさんいらっしゃると思いますが、ちゃんとした対策を国が組まずに、このような形で亡くなる人が増えていく状況は大変よろしくない。是非ともこういうものに負けずに、頑張って生き抜いていただきたいと思っています。もちろんこれも国会で追求のネタになるでしょう。

そうなると簡単に数えて五つくらいになるわけですが、エネルギー政策についてはもう一つあって。ロシアによるウクライナ侵攻の流れの中で、天然ガスでヨーロッパの国々にたくさん供給されていたものが、NATOとロシアの対立の中で、流れていかなくなると。ロシアが供給量を絞ったり止めたりする状況があって。ロシアは余った天然ガスを燃やしているということですが。日本にとっての直接の問題はサハリン2ということですよね。結局、あれで、プーチン大統領がロシア系企業、ロシアの企業を事業主体にして、そこに昔の言い方で言うと「国有化」に近いような、そんな話になっている。

そこに、日本の二つの企業グループが参加をすることになった。ということになると、日本はロシアから天然ガスの供給を受け続け、買い続け、つまり金を払い続けることになる。これは外交上何らかの問題を引き起こす可能性がありますよね。

とにかくとんでもない問題が山のようにのしかかっている。岸田さんは何をどうしようというのか。すっかり忘れてしまいましたよね。総裁選の公約の頃の発言というものを。なんか言っていませんでしたっけ。格差を是正するとか言っていませんでしたっけ。(そんな話)どこかに行っちゃいましたよ。だから防衛費も大幅に上げるんでしょう、抜本強化すると言っていますからね。

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