いつも人との会話が盛り上がらないとお悩みの方はいませんか?今回は、メルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』の著者で現役精神科医のゆうきゆう先生が、会話を盛り上げる方法をご自身が意識している点とともに紹介しています。
ボケよりもツッコミがモテる理由!話を盛り上げる方法
こんにちは、ゆうきゆうです。今日も元気でお過ごしでしょうか。
さて、今回は会話についてお話していきましょう。
自分自身は一人で話し続けるよりも、誰かと話す方が得意だと思っています。
誰かと対談することの良い点は、話に広がりを持たせられることにあります。
これまでの経験からお話しすると、Voicyなどでラジオのパーソナリティとして一人でしゃべるのももちろん自由で楽しいですが、対談の方が気楽に感じます。
精神科医として、受け答えをするというのが本職であることも理由の一つでしょう。
また今まで色々な方とお話しし、会話を盛り上げる自信もつけてくることができました。
今回は、会話をする際にどのようなことに留意しているかお教えします。
ツッコミがモテる理由
自分が意識している点、それこそが「ツッコミ」になることです。
お笑いにおいては、ボケ・ツッコミと役割が分かれていますが、実は基本的にツッコミの方がモテることが多いと言われています。
ボケは一人で突っ走るような雰囲気なのに対し、ツッコミは相手の話を受け入れて「おかしいと思った所を、一般視聴者の代表としてツッコむ」という力が必要です。
会話においてもこのツッコミができる人は魅力的に映るため、モテやすいと考えられます。
そのため会話では「どうやってボケるか」「相手をどうやって笑わせようか」「どうやって目立とうか」というのは、実は必要ありません。
いかに話し相手を主役として立て、ツッコミに徹するかというのが重要なのです。
特に、相手の話を聞いた上で
「ちょっとおかしくないですか?」
「それ面白くないですか?」
と気づいたら質問していくというスタイルというのが非常に有効でしょう。
もちろん、相手が深刻な雰囲気で、ツッコまれたくない様子なら止めた方が良いです。
しかし反応を見て、話したい雰囲気ならどんどん聞いていくのがおすすめです。
大切なのはリアクション+ツッコミ
たとえば「部活」について次のような会話があったとします。
「何部に入っていたんですか?」
「ダンス部に入っていたんです。でも半年で辞めちゃったんです」
通常なら「へえ。そうなんだ」で会話が終わってしまうかもしれません。
しかしここでツッコミを意識すると、「普通、部活は3年4年と続くもの。なぜやめてしまったのか」という疑問がわくはずです。
そしてツッコミとして
「え、半年で辞めちゃったの?それちょっと短くないですか?」
「なにか理由があったんですか?」
とリアクションをとりながら聞くことで、会話を広げていくことができます。
他にも恋愛話をしたとします。
「前の恋人と3日で別れてしまったんです」と相手が話したときに「へえ3日」と終わらせるのではなく、「3日ってよっぽどのことがないと別れないですよね?何があったんですか?」と聞けば話が広がっていくはずです。
このように積極的に反応して質問していくことで、少しずつ盛り上がっていったり、相手がしゃべりやすくなっていったりします。
ぜひ「リアクション+ツッコミ」を意識してみましょう。
何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
好きな食べ物を聞ける人間はモテる!食事の心理テクニック
皆さんにも大好きな食べ物、思い出に残る食べ物はあると思います。
自分も食べ物にはいろいろな思い出がありますが、家族が作ったご飯というのは結構記憶に残っています。
好きな食べ物は魚や柔らかい肉など、タンパク質系が好きですね。
他にも旅行先で食べたものというのは、印象深いもの。
自分もアラスカに海外旅行に行った際に食べたキングサーモンがとてもおいしく、記憶に残っています。
旅行先に行くとそれ自体にゾクゾクする気持ちもあるため、状況が食べ物をよりおいしくさせているとも考えられます。
このように、食に関しては一人一人に思い出があるものですが、実はこれは人間関係を深める際にとても重要になってくるのです。
相手の心をつかむ「食」の話
まず食の話は、初めて出会った人との場を盛り上げる話題として使えます。
「今までで一番記憶に残っている食事はありますか?」
「好きな食べ物はありますか?」
などの話題で好感度を高め、さらに関係性を深めるきっかけにできるのです。
これは仕事のミーティングやデートなど、あらゆる場面で使えます。
例えば、「好きな食べ物はなんですか?」と聞いて相手が答えれば
「じゃあそれを食べに行こう」と誘うことできっかけも広がりますね。
記憶が大切な理由
また、ある程度関係を深めた後に、相手が好きだと言っていたものを作ってみたり「前好きだと言っていたから、今回このお店を選んでみたんだ」と言ってみるのも良いでしょう。
忘れた頃に、食事の思い出をなぞる行動をとることで、「覚えていてくれたんだ」と相手は感動するはずです。
そしてより親しくなることができるでしょう。
人は自分に関することを覚えていてもらえると、うれしくなるものです。
特に、自分の大切なことや楽しかったことなどの感情にまつわる記憶を相手が覚えていると、非常に喜びを感じます。
より親密な関係を築くコツとして
「会話で食事の話題を使う」
「相手の好きな食べ物や思い出の食べ物を覚えておく」
この2点をぜひ試してみてくださいね。
というわけで、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
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