食べ物の「好き嫌い」が多い人は、ビジネスでも人間関係でも成功できないと語るのは、メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさん。 なぜ、食べ物とビジネスが関係あるのでしょうか? その理由について詳しく語っています。
食べ物の好き嫌いは無くすべし
セミナーの2次会では、3時間くらいみなさんと飲み食いをしながら、ざっくばらんな話をするのですが、そこでたまに、
■ これは放置しておいたらマズい話だな
と思うことがあります。そのひとつが、食べ物に関する好き嫌いの話です。もちろんこれはアレルギーとかの話じゃありませんよ。純粋に、好きか嫌いかの話で、もっと言えば、
■ 嫌いな食べ物がたくさんある人の話
なんです。
私の中では、嫌いな食べ物がひとつだけある、大負けに負けて、ふたつあるくらいが許容できる限界ですね。
あれは嫌い、これも嫌いというのが3つ以上あったら、しかもそれを直そうとしないのであれば、それは大いなる問題だと思います。こういう人は、平然と
■ それは食べられませんから
って言うんですけど、イヤイヤこれは食べ物ですよ。我が家では食べられない物は出していませんよ。ウンコ食えって言ってるんじゃないんですから。で、こういう人に限って、嫌いな食材が5個、10個もあったりするんです。
▼ ニンジンとピーマンは匂いがダメで…
▼ 牡蠣はブヨブヨしているところがダメで…
▼ ナメコとかオクラってヌルヌルしてるからダメです…
▼ ホルモンは食べ慣れていないのでダメです…
▼ 鰯って骨が一杯あるからダメですね…
▼ 肉はブタ、鳥、牛の赤身だけですね、大丈夫なのは…
▼ ゴーヤは苦いから絶対にダメですね
▼ くらかけ豆?聞いた事ないからダメですね
▼ ハーブは匂いが強くなければ…
もううるさいっての。全部食べ物なんだから、つべこべ言わずに食いやがれ。食わないならそのまま餓えて死ね!と言いたくなりますな。
これはそのままその人のこころの狭さとか、キャパの小ささ、自己肯定感の低さや、柔軟性の無さ、さらには頑なな思考を表しているんですよ。
その結果、そういう人ほど、人生で(特に人間関係について)トラブルが多いということが、この仕事を12年やって分かりました。
好き嫌いが多いということは、逆に言えばいつも同じモノを繰り返し食べているということで、それは新しい物事を受け入れることが苦手だということです。人生に於いて、良くない状況を改善して、良きモノにするためには、新しい何かを積極的に受け入れるという心構えが必要になるんですよ。その根元にあるのが、食べ物なんです。
人生に於いて成功するとは、何かの壁を乗り越えるということでもあります。好き嫌いの壁を突破することすらできない人間が、ビジネスや人間関係で直面する壁を乗り越えられるとは思えません。
そしてそのような好き嫌いが多いことを反省せず、変わろうとしないどころか、
■ 私はそういう人間なのだ
と開き直るのなら、その人は傲慢な人間だと思われても仕方ありません。
これは私一人の意見ではなく、成功者の多くが言うことですよ。
例えば世話になった人が、食事をご馳走してあげると言って招待してくれたお店で、
● 何か食材でお苦手なモノはありますか?
と訊かれてあれもダメ、これも嫌いだって10個並べたら、それって招待した人の気持ちになってみろよって話になるんですよ(繰り返しますがアレルギーとか体質上、摂取できない食材の話じゃありませんよ)。
ハッキリ言うと、これはその人の親御さんの躾の問題なんですよ。つまりその人の家庭環境まで透けて見えちゃうということなんです。あれも嫌い、これも食べられないって言えば言うほど、
■ 貧しい家庭環境で育った人なんだね
って思われちゃうということなんです。あなたはそのことに気付いていないかも知れませんが。
それって競争社会に於いては、最初から大きなハンデを背負っていることになるって分かりますよね。だから努力して嫌いな食材を減らすのは、あなたの人生に大きな影響を与えることになるんですよ。
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