北朝鮮は2022年12月に韓国のドラマ、音楽などの視聴や流布を禁じ、罰則を強化する「反動思想文化排撃法」を、2021年9月に若者の正しい生活習慣を確立するための「青年教養保障法」をそれぞれ制定し、体制への忠誠と引き締めを強化している。
北朝鮮でもスマートフォンが普及している。脱北者の証言によると、韓流ドラマを観た経験があり、テキストメッセージでも韓国語の省略されたものを使うことが流行っていたという。
最近では、金正恩総書記の娘を現地指導に同行させている姿を報道しているが、肉声は公開していない。彼女の話し方を世界に公開するにはまだ心配な年頃だからかもしれない。
この平壌文化語保護法は若者だけではなく、全人民、さらには子供たちにも適用されるのである。
(宮塚コリア研究所副代表・國學院大學栃木短期大學兼任講師 宮塚寿美子)
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