ホラン千秋が見落とした「年収と視聴率」の不吉な法則!? 4億円でも1億円でも“ギャラの話”が業界タブーな訳

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週刊誌で「年収4億円」生活を報じられた、タレントでキャスターのホラン千秋さん(34)。本人は「そんなに稼いでいない」と否定しましたが、これに便乗した他誌が「実際には1億5,000万円」「いや1億2,500万円から2億円の間」など推定額を算出したことで、さらに報道がヒートアップしています。これに関して、ホラン千秋さんがMCを務める報道情報番組『Nスタ』(TBS系)の今後の視聴率を不安視するのは、芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さん。かつて、小川彩佳さん(37)や加藤浩次さん(53)もハマった「ギャランティ」にまつわる不吉なジンクスとは?

なぜホラン千秋は「ギャラ話」に反応してしまったのか?

何気無くSNSを覗いてみると、芸能マスコミの間でホラン千秋の年収が話題になっていました。

報道とバラエティ番組を両方務める“2刀流”タレントの彼女の年収で何故こんなに“楽しそう”なのかと不思議に思っていたら、どうやら発端は『Smart FLASH』が報じた“ホランの年収は4億円”という記事だったということがわかりました。

ホラン本人がこの記事に不満なら、所属事務所が得意の“寝技”で編集部をギャフン!と言わせてしまえば済む話ですが、本人が公の場で「そんなに稼いでいないのに、4億なんて書かれて…」と発言したことで一気に空気は穏やかなものではなくなってきた様相です。

どうしても“年収4億円”という数字を世の中から抹消する必要があったようですね。

『Nスタ』のMCを務めていながら、『news23』小川彩佳や『スッキリ』の『極楽とんぼ』加藤浩次らが自らのギャランティが世の中に知れ渡ってしまうとその番組は視聴率を落としてしまうという現実を理解していなかったのでしょうか。

報道番組や情報番組のMCは、生々しいプライバシーをさらけ出すと、必ずと言っていいほど地下深くへ沈んでいってしまうものなのに…。

この『~FLASH』の記事に、“いい加減なことを書くな!”と言わんばかりに噛み付いたのが『週刊ポスト』と『週刊新潮』でした。

『~ポスト』は本当の年収はその半分以下の大よそ1億5,000円だと報じ、『~新潮』は額を限定せず1億2,500万円から2億の間だと報じました。

こんな2誌から指摘されてしまった『~FLASH』の反論が楽しみです。

『~新潮』の記事で思わず苦笑いしてしまったのが、所属事務所が“ギャラの配分が所属タレントに手厚い、良心的な芸能事務所”と記されたところでした。

民放キー局のプロデューサーから聞いたように書かれていますが、私にはまるで事務所の顔色をうかがったような書きっぷりのように読め、少しだけ不愉快になってしまいました。

詳細を分析していることから、実際の年収は1億円を少し超えるぐらいの数字が妥当のようにも思えますが、それであのシンプルでヘルシーな弁当を持参するわけですから貯金は増える一方でしょうね。

もし私がホランのような立場だったら、忙しい報道局スタッフにも届くようなケータリング・サービスを1ヶ月に1回ぐらい提供しているような気もしますけれど…。

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車のナンバーに深い意味。ホラン千秋にまつわる思い出

ホラン千秋といえば、私は外部からのタレコミもあって少しの期間彼女の追跡取材をしたことがありました。

スタートは、平日夕方に必ず所在がわかっているTBSからで、ホランが局に入ってくるのはおおよそ本番3時間前、地下駐車場に滑り込むホランの移動車輛を眺めながら“あの手作り弁当は車の中? 楽屋に着いてから食べるのか?”といらぬ想像をしたものです。

ホランの移動車輛のナンバープレートは、彼女にとってとてもメモリアルな数字の並びでした。

芸能記者の仕事を始めてから、私は車のナンバーに関して本当に敏感になったのです。

そこにはタレントの思いが詰まっているような気がして…。

さて、『~FLASH』の“年収4億円”という額は、おそらく記者が想定した数字ではないような気がします。

週刊誌と芸能プロダクションが揉める大概のパターンは、記事のタイトルに関するものがほとんどです。

ひとつの記事のタイトルを決めるのは編集者の仕事です。

編集者は雑誌を売るため、事実を多少誇張して表現するのが常でしょう。

タイトルだけで雑誌を買わせなくてはならないわけですから、読者の憶測や妄想を生む最大限の言葉を使って派手な見出しをつけるわけです。

現場を歩き回ってようやく記事にできた事実とタイトルとのギャップに、私たち記者は時々腑に落ちない悶々とした気分を味わったものです。

そしてそのタイトルが、何度となくトラブルを発生させるのですが、この時真っ先に矢面に立たされるのは私たち記者なのです。

そんな苦々しい思い出が走馬灯のように脳裏に蘇ってきました。

さて、今日も『Nスタ』終わりのホランはどちらのルートで帰るのでしょうか。

途中にはあのスーパーで、あのランチの材料を買ったりするのでしょうか…なんだか急に気になってきてしまいました。

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プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by: アミューズ公式プロフィール

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