「ゾンビを見た」あのクリントン米元大統領から直接聞いたハイチの恐怖体験談

New,York,City,-,June,13,2015:,Bill,Clinton,Supports
 

第2次世界大戦後生まれ初の大統領として、2期8年に渡りアメリカを率いたビル・クリントン氏。そんな元大統領が、とあるパーティで隣り合わせになった世界的エンジニアに、にわかに信じがたい内容の話を語り出したといいます。今回のメルマガ『週刊 Life is beautiful』では、Windows95を設計した日本人として知られる中島聡さんが、クリントン氏の口から飛び出したゾンビ目撃談を含む衝撃的な「本当のゾンビ話」を紹介。30分にも及ぶ会話の内容を誌面で公開しています。

プロフィール中島聡なかじま・さとし
ブロガー/起業家/ソフトウェア・エンジニア、工学修士(早稲田大学)/MBA(ワシントン大学)。NTT通信研究所/マイクロソフト日本法人/マイクロソフト本社勤務後、ソフトウェアベンチャーUIEvolution Inc.を米国シアトルで起業。現在は neu.Pen LLCでiPhone/iPadアプリの開発。

偶然会ったビル・クリントン氏から聞いた「本当のゾンビ話」

先週、ビル・クリントン氏(第42代アメリカ合衆国大統領)と30分ほど1対1で話す機会があったので、その報告です。

その日、いつも海岸でのエクササイズを仕切ってくれている人たちが、釣った魚のバーベキュー・パーティをするというので、妻と浜に行きました。すると、途中ですれ違った人に見覚えがあったので、「今のビル・クリントンじゃない?」と妻に聞くと、彼女も驚いて首を縦に振ります。

BBQ会場について、列に並んでいる時に、前にいる知り合いに「今、ビル・クリントンに会ったんだけど」というと、「このコミュニティに泊まっているらしい。娘さんはまだそこにいるよ」と教えてくれました。

後から分かったのですが、私の家が属しているコミュニティのオーナーの一人が、クリントン氏のお嬢さんと仲が良く、家族そろって遊びに来ていたそうです。VIPがこのコミュニティに来るらしいという噂は聞いていたのですが、それがビル・クリントン一家だったのです。

とはいえ、お腹が減っていた私にとっては、お目当ての魚を食べることが最優先です。紙の皿に美味しそうな魚のから揚げ(バーベキュー・パーティと言いながら、から揚げがメインでした)を二つ取り、食べる場所を探しました。すると、部屋の真ん中の長いソファーに空きがあるので、妻と座りました。妻が端に座りで、次が私、その次が3歳ぐらいの子供と、その父親、という順番です。

隣に座った子供には、私の妻が「何歳なの?」などと話かけましたが、人見知りなのか、まともに返事をくれず、お父さんが申し訳なさそうに、「3歳です」などと答えてくれました。

そんな座り方で、魚のから揚げを夢中で楽しんでいた私が、「クリントンさん戻って来ないのかな」と私の妻に話しかけると、「あなたの隣にいるわよ」という返事が返ってきました。子供はそのままでしたが、父親の座っているところにクリントン氏が座って、魚のから揚げを食べているではないですか。このお子さんは、クリントン氏のお孫さんだったのです。

せっかくの機会なので、話しかけようとは思ったのですが、何を話して良いのか分からないし、クリントン氏も骨の多い魚の唐揚げと格闘しているので、話しかけることは出来ませんでした。

しばらくすると、その子供の父親(クリントン氏の義理の息子)がやってきて、「僕らは家に戻っているけど、ジョンはまだここにいるから」と言い残して、私とクリントン氏の間にいる子供を連れていってしまいました。

間にいた子供がいなくなってしまったこの状況で話しかけないとは逆に失礼と思い、思い切って「この魚、美味しいですね」と話しかけると、とても嬉しそうに、子供が置いていった「地元の魚カタログ」のフグを指差し、「この魚には毒があるんだ。日本だと特別な調理師免除を持っている人しか料理できないのに、ハワイでは誰でも料理が出来るのは変だと思わないか?」と話しかけて来ます。私が「私の次男は、日本で修行した料理人で、日本に帰った時に、フグ調理師の免許を取得しています」と答えました。

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