メリー喜多川を手玉に取り、渡辺美里とは大喧嘩…キムタク妻・工藤静香の“生き様”を振り返る

 

明日14日は歌手・工藤静香の53回目の誕生日です。22年前、人気絶頂だった元SMAPの木村拓哉と結婚して以来、何かと注目を集める存在で、最近でも黄砂飛来のニュースに関連し工藤のヒット曲「黄砂に吹かれて」が話題になりました。そんな彼女の芸能史が『週刊女性PRIME』で報じられたことを受け、芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが「工藤静香の“生き様”」について語っています。

渡辺美里と楽屋で喧嘩

“53回目のバースデー”を目前に、『週刊女性PRIME』が工藤静香の芸能史を振り返っています。

その“生き様”には熱烈なファンも、アンチも多い事は紛れもない事実でしょう。

記事を読み、私が最初に目を止めたのは、14、5歳の彼女が“オーディションで一緒だった後の渡辺美里と楽屋で喧嘩をしていた”という件です。

『My Revolution』『10 years』が人気な、20年続いた『西武スタジアム』ライブのプロフィールを持つ歌姫と工藤の、“プラス”と“プラス”の激突に、妙に納得してしまいました。

私が週刊誌記者だった頃、実は工藤にはこの類いのタレこみが非常に多かったのを憶えています。この“裏取り”作業は面倒極まりない仕事でした。

喧嘩をしたと伝えられた相手の所属事務所に「工藤さんと大喧嘩したと聞いたのですが…」と連絡しても“はい!そうなんです”なんて素直に認めるはずもなく“根も葉もないことを書くんじゃない!”とよく恫喝されたものでした。

ただ渡辺とは、その後歌番組での共演もほぼほぼ無く、仮にバッティングしたとしても片方はスタジオ、片方は別の場所からの中継だとか、スケジュールをずらした“別撮り”だったりと、スタッフの見えない苦労がテレビの隅々から伝わってきたのを記憶しています。

メリー喜多川元会長を懐柔…すごすぎる処世術

さらに読み進めると、後半は工藤の“処世術”について書かれていました。記事のタイトルにもなっている“秀でた「権力者を嗅ぎ分ける能力」”という話です。

この“処世術”が苦手で、芸能界から消えていったタレントを、私は今まで何人も見てきています。タレントとしての才能以外の、別の能力も必要なのが日本の芸能界の現実なのです。

在籍していた『おニャン子クラブ』時代に、当時の実力者だったおじさんたちのハートをどう射止めたかが書かれていますが、私の心の中では今だにモヤモヤしていることがあります。

それは木村拓哉と結婚するに際し、いかにしてあの故・メリー喜多川元会長を懐柔させたのかという事です。

今や『フジテレビジョン』代表取締役社長となった港浩一氏や秋元康、後藤次利やとんねるずが工藤の軽妙さに心を奪われたことには何の驚きも感じませんが、あの“伝説の人物”メリーさんをどうやって手玉に取ることができたのか…これには今でも本当に謎なのです。

私の知人には、工藤と『少年隊』植草克秀とのスキャンダルが報道された当時に交渉の席に着いていた人物がいるのですが、メリーさんはこの時、工藤のことをあたかも虫けらの如く罵倒したといいます。

2度と仕事が出来ないように、芸能界から追放してやる…といったような物言いだったとも。

それが数年後、“ママ”、“静香”と呼び合う仲になるとは…誰が想像できたでしょう。

さて、木村拓哉と工藤静香夫妻はもう何年も危機説が噂され、その度打ち消されてはいる“人気者夫婦”ですが、ここ最近はにわかに緊張感を帯びているという話が聞こえています。

その最大の原因は、昨年末の『NHK紅白歌合戦』終了後の生配信『THE LAST ROCKSTARS ゆく年くる年』で、“静香がいて、今日。静香が”と切り出したYOSHIKIの言動です。

他のバンドメンバーがやんわり止めさせようとするも、“たまにアドバイスいただきます”と工藤と今でも連絡を取り合っていることを明かしたのです。

キムタクも工藤も、50歳を超えたいい大人ですから、いちいちそれぞれの過去の恋愛話に反応することは無いとは思いますが、ここに追い討ちをかけるように『THE LEGEND & BUTTERFLY』の“10億円の大赤字”という密かな噂が聞こえてきたりするものですから、まさに踏んだり蹴ったりというのはこのことでしょう。

約1ヶ月前の『FRIDAY』の直撃には空を仰いで“ブ~ッ!”と吹き出したという工藤ですが、肯定も否定もしなかったという意味深な解釈を『週刊女性~』はしています。

キムタクと工藤、超難関音大のソリストディプロマコースに合格したCocomi、有名ブランドのアンバサダー・コレクターKōki,…物凄い一家であることは間違いないですね。

プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by:工藤静香 OFFICIAL FANCLUB

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