アホを総理にしとけば日本は衰退…ミサイルの資金源「統一教会」真の狙い

 

週刊誌の報道で明らかになった、統一教会から北朝鮮への巨額送金。今回、メルマガ『和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」』の著者、現役医師で作家の和田秀樹さんが「統一教会が北朝鮮のミサイルの資金源であり続ける理由」を語っています。

日本の選挙中にミサイルを撃つ北朝鮮

『文藝春秋』が、統一教会から北朝鮮に4,500億円もの巨額な送金をしていたことを、機密解除された米国防総省(ペンタゴン)情報局(DIA)の報告書をもとに、すっぱ抜いたレポートを掲載した。

この金はミサイル開発に使われたのだろうという話になっているが、問題は、統一教会が何のために、ミサイル開発に使われるのがわかっているのに金を送り続けていたのかということだ。

本来は、統一教会は国際勝共連合を主宰し、強烈な反共を掲げてきたし、北朝鮮をやつけるための宗教と考えられてきた。自民党のウヨク政治家が近寄っていったのはそのためだと考えられていた。

これに対して、私は、元はどうあれ、ある時期から、統一教会という宗教は、日本を韓国に負ける国にするのが目標になったと睨んでいる。

そのために、なるべく頭の悪い人を総理大臣にして、日本の成長を止めること、日本のよかった初等中等教育や大学受験の制度をボロボロにする政策をとらせることが重要な戦略となったのだろう。

これを妄想というのは簡単だ。

しかし、結果だけをみると、そうでなくても韓国で学力で負けているのに、ゆとり教育は断行されたし、結果的に愛国行為になったが文科省の幹部官僚が自分の息子を医学部に不正入学させたことでとん挫したが(現在進行形らしい)東大も含めて、すべての大学に面接や志望動機書(代筆はいくらでも可能だ)など「総合的」な入試をやれという入試改革もアベ政権下で行われていた。この入試改革を支持した下村とか萩生田という人は統一教会とのつながりの深さが問題になっている。

結果的に韓国に大幅に学力で負け、ITなどでは太刀打ちできなくなったし、重要論文数でも人口が半分にも満たない韓国に抜かれることになった。

そして、一人当たりのGDPも平均所得も韓国に負けるようになった。

これが北朝鮮のミサイル開発となんの関係があるのかと言われると、私の推測では、自民党に選挙で勝たせ、日本を弱体化する政策をずっと続けさせるためだと考えている。

いろいろな疑惑でアベ政権が危機に立つと北朝鮮がミサイルを撃ったり、核実験をする。すると一気に支持率が上がる。

選挙になるとその期間中か直前に北朝鮮がやはりミサイルなどを撃つ。

こうして自民党は勝ち続け、経済成長は止まったままだ。バカの一つ覚えみたいに国の借金を増やす財政政策を続け、金持ちだけが得をする金融政策を続けることで円安が生じ、そのおかげで韓国は一人当たりのGDPで日本に勝つことができたし、韓国企業は日本企業を買いやすくなった。

ここまでは私がこのメルマガでも書いてきたことだ。

そのときは、統一教会が北朝鮮の資金源などというと荒唐無稽な妄想のように言われたが、アメリカでは内部文書が一定期間後に公開されるので、これは当たっていたとわかった。

統一教会が北朝鮮にミサイルを撃たせるのは自民党に勝たせて、日本をアホ化、弱体化させるためというのは、統一教会の内部文書が出てくるまで、明かされることはないだろう。つまり、これが妄想なのか、事実なのは証明不能だ。

少なくとも確実に言えるのは、今回も、選挙中に北朝鮮がミサイルを撃ったということだ。

そして、これで自民党はよけいに勝つことになる。

ついでにいうと、北朝鮮がミサイルを撃つとアメリカから武器を買うことになる。これによって、教育予算が減って、日本のアホ化が進む。

統一教会は今後も北朝鮮のミサイルの資金源でい続けるだろう。

※本記事は有料メルマガ『和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」』2023年4月22日号の一部抜粋です。

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