本人困惑。小野寺元防衛相「広島サミット後の6月解散総選挙」発言の真偽

 

「立憲民主党に負けた自覚と反省がない」という大問題

おいおいおいおいおーーーーい!お前はWBCのメキシコ代表チームのギル監督か!9回裏に逆転サヨナラ食らって負けても爽やかなコメントしていいのはスポーツだけだろが!選挙はスポーツじゃねえんだよ!何が「非常にいい戦い」だよ!選挙は勝つか負けるか、結果がすべてで、どんなに「いい戦い」をしたって負けたら意味ないんだよ!…って怒鳴りつけたい怒りを抑えつつ、ここから先は、翌24日(月)のTBSラジオ『スタンバイ!』の「トークファイル」の声に代弁してもらいます。

森本毅郎さん 「今回の選挙で勝ったのは誰か?負けたのは誰か?まずはツイッターの声を紹介します。『自民と維新が勝って立憲ボロ負け』『世襲が勝って民主主義が負け』『無投票の多さを見ると民主主義の負け』『自民が勝って立憲負けた。泉代表のままでは立憲消える』、う~ん、皆さん手厳しいですね。それでは、いただいたメールを紹介して行きます」

千葉県市川市の60代の女性 「千葉5区は激戦でした。与党は政治とカネ、野党は乱立でどうなるのか注目を集め、最後の最後まで当確が出ない熱戦、と言われるんですが、それは嘘です。投票率がたった38.25%で過去最低。自民党が勝って他が負けた選挙ですが、本当に負けたのは有権者、あるいは民主主義かもしれませんね」

東京都の43歳の男性 「千葉5区が気になりました。前職が政治とカネの問題で辞職しているのに、その政党の候補者が当選するという、何とも言えない結果になりました。有権者の意思なんでしょうけど、頭をすげ替えるだけでリセットさせていいものなんでしょうか?誰が勝ったのか分からない選挙です」

新宿区の60代の女性 「山口4区、驚きましたね。確かに安倍元総理の弔い選挙で、昭恵さんが応援する後継者が勝つのは既定路線と思いますが、それにしても旧統一教会問題でがんばった有田さんがまったく及ばなかったのには驚きましたね。旧統一教会の問題、もうこれでいいのでしょうか?これは誰が負けたんでしょうか?野党ですか?文化庁ですか?メディアですか?それとも有権者?よく分かりませんね」

福島県の飯田さん、66歳 「勝ったのは岸田さん、負けたのは立憲ですね。野村克也さんじゃありませんが『勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし』、岸田さんが勝った理由はよく分かりません。でも立憲が負けた理由は分かります。立憲は提案型で不発、対決型に転換しても失敗。問題が多かった本年度予算をすんなりと成立させ、挙句は小西さんのサル発言。もはや立憲は国民の支持を集められない政党になったのです」

西東京市の56歳の男性 「勝ったのは和歌山の維新、負けたのは地元和歌山の二階さんでしょう。おそらく二階さん『自分はがんばったが世耕がいけない』と言って責任をなすりつけるんでしょうね。野党では立憲も負けましたが、立憲は泉代表が維新に近いから、立憲支持者の中には維新が嫌いで投票に行かなかった人も多いんじゃないかと思います。このままでは維新に主導権を取られますね」

江戸川区の60代の男性 「投票率の低さ、有権者が不戦敗した感じですね。特に千葉5区の投票率は40%を切り、実に3分の2が棄権の状態。戦わずに敗れた有権者の責任は重いです。とは言っても、立憲民主党は何をするのかまったく有権者に伝わらず、消去法で自民、または何かしてくれそうな維新に期待が向く形。立憲は古い考えをお持ちの岡田幹事長がいる限り、まったく期待できません」

板橋区の60代の男性 「人治国家が勝って法治国家が負けた。新自由主義経済が勝って近代経済が負けた。自民党が勝って日本共産党が負けた。一番問題なのは、立憲民主党に負けた自覚と反省がないことだ」

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