何が言いたいかというと、C子さんに見えている「間違っていること」「許せないこと」にも、いろいろな側面がある可能性だってあるんじゃないかな、ということです。ご自身が見た一現象だけで「これは許せない!」と判断するのは、少しばかり視野が狭いのではないかな、ということです。
なにも正義感を出すな、ひっこめろと言っているわけではありません。でも、視野を広げたうえで、使う場面として、「あなたは間違っているから許しません!」の方向ではなく、「明らかに困っている人がいたらその人を助ける」の方向で発揮したらよいのではないかな、と思うのです。
正義の味方のママはカッコいいはずなんだけど、「悪をやっつける」の「悪」が、ホントは「悪」じゃなかったとしたら、とてつもなくカッコ悪いでしょ?
だとしたら、「弱きを助ける」に全力を傾ける、という建設的な使い方をしてみてはいかがでしょうか?ご家族も、そんなC子さんを誇りに思ってくれると思いますよ。
あと、「自分がきつい口調で正義感を振りかざす『目的』は何か」も一度考えてみるのもいいかもしれません。それがわかると、その行動に自主的にブレーキがかけられるんじゃないかな。
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