映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-決戦-』が大ヒットしているそうです。同映画といえば、6月16日に大麻所持の疑いで逮捕された、俳優の永山絢斗被告(34)が出演していたことで、映画の公開について議論があったのは記憶に新しい出来事です。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんは、今回の『東リベ』を“永山効果”と見る関係者の声、元『乃木坂46』西野七瀬との真剣交際をスクープされたばかりの山田裕貴ら出演者の悲喜こもごもを語ります。
『東リベ2』大ヒットを“永山効果”という関係者も
『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-決戦-』が大ヒットしているようですね。
公開2週間前に永山“場地”絢斗が大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕され、一部では公開延期も囁かれていた映画でしたが、2021年に公開された第1弾作品は興行収入45億円とも言われていますから、配給会社ワーナー・ブラザースとしても腹を括って公開したくもなる作品ですよね。
しかし口の悪い映画関係者の中には、この大ヒットを“永山効果”という輩もいます。
繰り返し流される逮捕に関する映像がプロモーションになったというような…。
薬物スキャンダルで逮捕されると、そのタレントのデビューから今までのプロフィールが紹介され、パターンとして“最後に出演した作品は…”となるのが常です。
12歳未満の映画鑑賞には親もしくは保護者助言・指導が必要なPG12指定映画『東リベ』には、出演者の薬物スキャンダルは重い足枷にはならなかった…ということでしょうか。
さすがに命を落とすことに関わったとされる逮捕者が出演している場合は公開無期限延期も仕方のないところでしょうが、薬物だけのスキャンダルを起こしたのなら…という、これからの映画興行のひとつの前例になる事案でしょうね。
7月1日、公開舞台挨拶で主演の北村匠海は「ひとりで立つことになっても舞台挨拶はしたい」とプロデューサーに話していたといい、「やっと公開できました。感謝しています」と声を震わせました。
北村ファンの方達には申し訳ありませんが、私は思わず画面に“出演者の薬物スキャンダルを美談にすり替えるとは…立派やのォ…”とひとりツッコミを入れてしまいました。
東京地検は6日、自宅に乾燥大麻約1.694gを所持していたことで永山容疑者を起訴しました。
薬物事件に詳しい専門家によれば、量は極めて少なく、尿検査でも陰性だった永山容疑者の量刑は重くはならないそうです。
取り調べにも従順で、捜査員たちの印象も極めて良好、「もうやめたいと思っていた」と供述、反省もしていることから、これが本当だとしたら執行猶予は間違いなく付くと教えてくれました。
大麻の入手ルートに関しても供述を始めた…と捜査関係者は言います。
これで気が気でないのは“ジョイント”仲間(薬物仲間)たちで、今頃は“俺のことを売ってやしないだろうか”と眠れない日々を過ごしていることでしょうね。
昨日午後、永山容疑者の弁護士は東京地裁に保釈を請求したといいます。
証拠隠滅や逃亡の恐れがないと判断されれば、警察署の前で濃紺スーツ姿で深々と頭を下げる永山容疑者の映像が見られるのでしょう…一体何人姿を晒せばこういったスキャンダルが無くなるのか…。
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