“金満”ソフトバンク、魔の11連敗。育成力「元」12球団トップチームの暗すぎる未来

2023.07.24
 

“元”育成力12球団トップチームの暗すぎる未来

ソフトバンクといえば、育成力に定評があると言われており、これまで多くの選手を戦力として育ててきた実績がある。だが、それも昔の話だと指摘する声も。

「2軍にいる1.5軍クラスの選手を1軍で辛抱強く使わない限り、未来は暗い。あれだけ“ベテラン優遇”と非難されていた巨人では、高卒3年目の秋広優人が躍動しています。いつまでも下でじっくり育てていても、上の戦力にならないことをそろそろ理解すべきです」(夕刊紙記者)

「小久保2軍監督は精彩を欠いた選手を3軍に落とす厳しさがあります。それ自体は悪いことではないとはいえ、打者の話で言うと、3軍では球速130キロ台がざらの、独立リーグの投手との対戦が多い。しかし、そこと戦ったところで、上で戦える選手に育つのか?と疑問符が付きます。2軍クラスの選手ならば、1軍で戦える育成をしなくてはいけないのではないかと個人的には感じます。2軍内での競争と言われれば確かにそう。でも、その2軍から1軍の戦力が出てこない現実を直視すべきでしょう」(前同)

別の記者も同様の意見を口にする。

「1軍にいる栗原陵矢など、聖域とするには早すぎる固定起用が気になります。常々言われている球団内の競争はどうしたのか?という話で、2軍で活躍してもどうせ上がれない、上がっても使われたり使われなかったり。それでは、下の選手のモチベーションが上がらないのは当然のことです。そろそろ、なぜ若手が育たないのか?それは本当に選手の能力だけの話なのか?を球団として、真剣に考えるべきでしょうね。そして、今後の王会長の判断が気になるところです。藤本監督の続投か、それとも…。しかし、小久保2軍監督に任せるのも不安要素が多すぎますから、今の状態が続けば、第三者の一軍監督就任の可能性も高いと思います」(スポーツ紙記者)

1969年の15連敗以来の、球団ワースト記録の更新はあるのか?そして、育成力12球団トップチームの未来はどうなるか。ソフトバンクから目が離せそうにない。

image by:Carpawa, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

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