目撃証言だけで「死刑」になった林真須美。警察の欺瞞と本当の“悪”を語らないテレビ

 

状況証拠だけで死刑判決を受けた人に林真須美という人がいる。

心理学を学ぶものからして、目撃証拠は明らかに捏造とわかるものだ。

4人の目撃証人が、立っていた場所とか、服装などが一致した証言をしたという。

目撃証言の研究者であるエリザベス・ロフタスという心理学者は目撃証言がいかにあてにならないかをあれこれと報告しているが、通常、こんなことはあり得ない。

私が弁護士なら、多くの裁判員の前にいきなる、スーツの襟でネクタイを隠し、「私のネクタイのガラと色を覚えていますか?」と聞くだろう。

せいぜい10人に一人しか覚えていないはずだ。

その後で、「直後でもこの程度しか覚えていないものです。それが4人とも一致したということは、警察の誘導とか、警察が作った証言にみんながYESと言っただけでしょう。場合によっては捏造もあり得ます。こんなことを証拠に一人の人間を死刑にすることに胸が痛みませんか?残りの人生ずっと後味の悪い思いをするかもしれませんよ」などと言うだろう。

それで裁判員の気持ちがどれだけ変わるかわからないが、林という人は、その程度の状況証拠で死刑にされてしまったのは確かだ。

状況証拠の積み重ねでというが、この木原という人は、ほとんど証拠のない事件で、わざわざ状況証拠を積み重ねているように思えてならない。

一庶民ならいかがわしい状況証拠で死刑になるのに、偉い人の奥さんなら状況証拠だけなので捜査打ち切りというのは、とても一国民として納得できない。

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高齢者を専門とする精神科医、学派にとらわれない精神療法家、アンチエイジングドクター、そして映画監督として、なるべく幅広い考えをもちたい、良い加減のいい加減男。

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