いくつも夢を叶えたい?まずは“リスト”を書け、話はそれからだ

task list
 

単純なことなのですが、この習慣が出世の秘訣だと教えてくれたのがゴールドマン・サックスの新人研修でニューヨーク本社から来てくれた35歳のT氏でした。

日本人でありながら、米国本社の債券・為替・商品取引部門のトレーダーとして最年少で出世されたT氏の新人研修の後、「どうしてあなたはそんなに若くして出世できたのですか?秘訣を教えて下さい」と聞いたところ、

「君は面白い質問をするね。私は朝早い時間にオフィスに出社すると、コーヒーを片手に、ペンで紙に1日のタスクリストを1番から10番まで書く。そして日中はわき目もふらずに10番までの仕事をがむしゃらにやる。悩む時間すらない。そして10番目のタスクが終わるまでは決して帰宅しないという自己ルールがある。深夜になってもオフィスで仕事をしてきた」

カトリック教イエズス会の修道僧か、福井県永平寺の修行僧のような厳しいルールです。私はその日から先輩の真似をしました。

1週間のタスクリストはA3の大きな紙を6つに分けて、1日ごとの仕事を1週間分、俯瞰できるように、日曜日の夜に書きます。そうすると、1週間の流れが頭に叩き込まれるので、段取りがすごくスムーズに行きます。

こうした単純で機械的な方法を取るメリットは、“自分の心が軽くなる”ことです。タスクを消し込むごとに達成感を味わい、ストレスが減る。何よりも自分の心を喜ばせることが一番、健全だと思います。

多くの仕事が週の後半までに残っていると感じると、人間の心の深層にある潜在意識まで重くのしかかってきますが、計画的に仕事を終わらせることでストレスを軽くすれば、1日が快活になりますし、2つ目の夢を追おう!という気持ちにもなります。

「10年経ったら、海外に拠点を移して海外生活を実現したい」という若者が増えてきましたが、そうした願望だって実現させることは可能です。

30代、40代で海外生活をしようと思ったら、それまでにガツガツ働いて貯めた貯金を使って移住するか、或いは海外に生活の場を移して、そこでPCとWiFiを使ってお金を稼いで、海外暮らしを楽しむという2通りの方法があります。

海外生活を楽しみたいのであれば、今のうちから2つの仕事をしてお金を貯めるか、あるいは海外に出てもPC一つでビジネスが回せる事業を作っておけば良いのですね。

10年後の願望を実現させたいのであれば、今のうちからタイムマネジメント術を身につけて、常人ではできないような仕事量や生産性を身につけて、収入を増やしていけば良いです。

あなたがいったん願望として設定した目標は、「成功するまであきらめない」というガッツの入った姿勢で取り組めば大丈夫です。体型までガッツ石松のようにならなければ(笑)。

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静岡県浜松市出身。バブル期に大学を卒業し、総合商社にバッサバッサと落とされて外資系銀行に就職。ドイツ系銀行、米系証券会社、米系銀行と25年以上を外資系金融で過ごし、クリエイティブな発想を身につける。社会に刺激や知識をバラまくことで活性化させようと決意し、多忙な日々を縫って情報発信を続ける。

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