「ガーシー保釈」ニュースに思う、私生活暴露を“神回避”した浜辺美波の強運さ

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NHK朝ドラが好評な女優の浜辺美波(22)ですが、業界では早くも「大河主演」の声もあがっているようです。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんは、彼女が大河の主役を射止める可能性を考察しながら、ガーシーこと東谷義和被告が保釈されたニュースを見て感じた浜辺の「強運さ」について語っています。

浜辺“槙野寿恵子”美波、大河ドラマ主演決定…報道の私の感想

朝の連続テレビ小説『らんまん』で、世の熟年奥様方に“日本髪が似合う可愛い女優さん”と評判の浜辺美波に『FRIDAY』がスポットライトを当てています。

“「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」神木と再タッグの浜辺美波朝ドラ評価爆上がりで「大河の主役が早まった」と太鼓判”

というタイトルは芸能記者なら必ず手が止まってしまう文言です。

『どうする家康』がこれだけ低調だと、NHKとしても“藁をも掴む”思いなのでしょうか。

ドラマファンの方なら大河ドラマのキャスティング事情は御存知でしょうが、これはほぼほぼ大手芸能プロダクションによる“輪番制”になっています。

順番の番号が付いているわけではありませんが、“あ・うん”の呼吸でお互いのその時の状況を加味しながら持ち回っているようです。

2021年 『青天を衝け』では『アミューズ』吉沢亮。
2022年 『鎌倉殿の13人』で『トライストーン』小栗旬。
2023年 『どうする家康』で『ジャニーズ事務所』の『嵐』松本潤。
2024年 『光る君へ』で『アミューズ』吉高由里子。
2025年 『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺』は『スターダスト』横浜流星。

という流れを考えれば『東宝芸能』浜辺がキャスティングされるのに何ら不思議はないでしょう。

さらに大河のキャスティングに重要な“NHKへの貢献度”を見ても、浜辺と同じ事務所の長澤まさみが忙しいスケジュールの合間を縫って『鎌倉殿~』の“語り”と僅か数分ですが本編へも出演したことを考えれば、『東宝芸能』のNHKに与えた印象はかなり良かったのではないかと思われます。

同事務所では上白石萌音も、2年前の朝ドラ『カムカムエヴリバディ』で熱演していますから、大河の主演を浜辺に決定する十分なバックアップは既に完璧でしょうね。

大河ドラマファンの中には、最近10年の大河のキャスティングを見て「吉高の2年後に浜辺は間隔が短か過ぎる」とお思いの方もいらっしゃると思いますが、2013年の『八重の桜』・綾瀬はるかの僅か2年後の2015年に『花燃ゆ』・井上真央ということを考えれば、主演が女優のローテーションとして2年は必ずしも早過ぎることはないでしょう。

私の最近の取材メモには、NHKの月曜日~金曜日朝8時15分スタートの『あさイチ』に浜辺と、『どうする家康』出演の広瀬アリスが続けてゲスト出演したときの舞台裏取材が残っています。

この番組は、情報番組というスタンスとは別に、視聴者の好感度をダイレクトに知ることができる“公開オーディション”的な役割もあるようで、視聴者から来る放送中のメッセージやそれぞれが出演したコーナーの視聴率の分析は、どうやら浜辺の方が良かったらしいのです。

“寿恵子”が“於愛の方”に勝ったという構図です。

広瀬といえば、『ニホンモニター社』調べの最新“タレントCM起用ランキング”で綾瀬はるか、新垣結衣、石原さとみ、小池栄子らと肩を並べる好感度の高い女優のひとり…そんな広瀬に勝ったわけですから、浜辺にとっても心強いデータになったことでしょう。

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