もしも親族の子供から「犯罪者になりそうな未来」が見えたらあなたはどうする?

 

まさかそんな子が、親が帰宅するまで自宅で大人しく瞑想をしているとは思えません。体力が有り余っている15歳、しかも住んでいるところはかなりの都会。我が家のような田舎なら、田んぼでカエルと戯れるか、川のせせらぎを聞くくらいしかやることはありませんが、繁華街のある都会は誘惑の塊です。そこで時間と体力はあるけど、おカネはない、その目の前にはおカネがあったらいくらでも満たされる欲望を刺激するモノがたくさんあるわけです。

そこでの私の読みは、万引きから始まって、そのうち恐喝やケンカをするようになり、数度目の補導でタダの補導ではなくなり・・・下手したら成人式の前に、鑑別所や少年院なんてことにもなりかねない。

日本は実は犯罪者や転落者には厳しい国で、一度塀の向こう側に行ってしまうと、そこから真人間の、所謂一般人が生きる道は閉ざされてしまいます。そのことが20代前半で確定してしまったら、親族としての私にもネガティブな影響があるだろうということは、ちょっと盤面を読んだら理解出来ました。

さて、あなたがこのような状況に置かれたら、あなたは何を考え、どんな行動をしますか?

私にとっては非常に不都合な未来が読み筋の筆頭に上がって来たわけです。

そこで私と家人が出した結論は、

  • この子を引き取って、我が家で教育すること

だったんです。これ、冗談でも何でもなくて、実際に私が選択した道なんです。

さてこの先、どうなったでしょうか?(つづく)

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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